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2017年12月31日 放送

2017年12月31日 放送

2018 Economic Outlook

12月14日木曜日、パサデナ市内で、バンク オブ ザ ウエストが環太平洋地域の顧客感謝ディナーを開催しました。バンク オブ ザ ウエストは、サンフランシスコを本拠とするアメリカの銀行で主に西部と中西部に600以上の支店を展開しています。この日は、アメリカとアジアに拠点を持つ起業家や事業主を招いた顧客感謝ディナーを開催し、同時に2018年の経済見通しを記者会見で発表しました。チーフエコノミストのスコットアンダーソンさんは、「2018年のアジア、特に発展途上国周辺の市場は世界のトレンドを上回るペースで成長する一方、中国と日本は、ゆるやかなペースでの成長となるだろう。」と述べ、アメリカ国内においては、雇用の拡大によって来年の失業率はさらに低下するとしました。西尾ゆきのり、アジア事業本部長は、拡大するアジア系顧客との関係について、「文化や価値観の異なる国おいて、皆様が直面するあらゆる課題の解決とビジネスチャンスの獲得のために努力していきたい」と来年の抱負を延べました。

Sharing Is Caring

12月26日月曜日、トーランスで、生活のサポートを必要とする地元コミュニティの人々や一般参加者たちに食事が振る舞われました。このイベントは、アメリカンホンダが主体となって地元ホテルと慈善団体のサルベーション・アーミーの協力のもと、毎年、行なっている奉仕活動です。27回目となった今年も、ホンダのボランティアスタッフたちが、朝からテーブルのセットや、食事の準備を行い、屋外では参加者達が列を作りました。今年は家族連れを中心におよそ1000名が参加し、暖かなターキーや、サラダ、デザートなどの食事を楽しみました。このイベントのきっかけは27年前のクリスマス、サルベーションアーミーの店に、子供のためのおもちゃを買うお金がない親が泥棒に入ったことでした。それ以来ホンダは、恵まれない家族のために奉仕活動行うようになりました。食事の後、参加者はサンタクロースと一緒に記念撮影。
子供からシニアまで、それぞれ心温まるひとときを過ごしました。

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2017年12月24日 放送

2017年12月24日 放送

LAねぶた 後編

11月25日日曜日、第86回ハリウッド クリスマスパレードが行われ、LAねぶた囃子保存会オリジナルとしては二台目となるねぶた「公時」が登場しました。青森ねぶたの伝統を伝えるLAねぶた囃子保存会は、今年10月にねぶた師の竹浪 比呂央さんら6名の制作者と共に、この「公時」を制作しました。LAねぶたの、このパレードへの参加は今年で3回目。「公時」はこの日、一般に初お披露目となりました。ハリウッド クリスマスパレードは、ハリウッドスターやキャラクターが登場する、全米が注目のパレードです。今年のねぶたは、日本の青森ねぶたの運営スタッフや各地の応援グループも加わり総勢130名になりました。跳人やお囃子とともにねぶたはハリウッドの中心およそ3マイルを練り歩き、通りを埋め尽くす観客達を楽しませました。ロサンゼルスに初めてねぶたが登場して、今年で10年目。その間に、伝統を広く伝えたいと願う人々の、絆が生まれました。

天皇陛下の誕生日祝賀会

12月23日に84歳になられた天皇陛下の誕生日祝賀会が12月5日、在ロサンゼルス日本国総領事公邸で行われました。天皇誕生日は国家の日として、世界各国の、日本の在外公館で、地元の代表者らを招いたパーティが開かれます。ロサンゼルスの総領事公邸には、日系諸団体の代表者、業界の著名人、市や政府の関係者らおよそ450名が招かれました。スピーチの後、千葉総領事には、日米の友好関係を祝して市や州の代表者らがそれぞれ感謝状を手渡しました。レセプションでは、 裏千家によるティーセレモニー、様々な日本食、地方の特産品や地酒が振る舞われました。

Japan House Los Angeles ショップ

ハリウッド・ハイランド内にジャパンハウス ロサンゼルスのショップが12月20日オープンしました。ジャパンハウス ロサンゼルスは日本の文化や技術をアメリカに発信する拠点して、来年夏に全館開館予定でこのショップはそれに向けての第一弾となります。このショップでは、日本の伝統的な美しさと職人芸をベースとした、様々な実用品、雑貨品が販売されています。1月19日にはギャラリーがオープンし、日本のファッションブランド、ANREALAGEの企画展が開催されます。

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2017年12月17日 放送

2017年12月17日 放送

2017年12月17日 放送

Japan House Los Angelesアップデートイベント

11月28日、リトル東京の全米日系人博物館でJapan House Los Angelesアップデート イベントが行われました。Japan House は外務省が、日本の文化や技術などの情報発進を海外で強化するためにロサンゼルス、ロンドン、サンパウロの3都市に文化広報施設を設置するプロジェクトです。イベントではジャパンハウス ロサンゼルスの海部ゆうこ館長が、現在ハリウッド・ハイランドに建設中の施設の全貌や、今後のプログラムについて説明しました。ジャパンハウス ロサンゼルスは展示ギャラリーとショップを中心とした2階スペースと日本食レストランとライブラリーが設置される5階スペースで構成され、内装は繊細さと楽しさを持つ和を意識したデザインとなっています。12月20日には、日本のライフスタイルを反映した雑貨を取り扱うショップが2階にオープン。引き続き、来年1月から展示ギャラリーでアート&イノベーションをテーマとした日本のファッションブランド「アンリアレイジ」の作品を紹介する企画展が開催されます。全スペースのオープンは来年の夏前に予定されています。

大谷翔平 エンジェルス入団

ロサンゼルス エンジェルスに入団が決定した、大谷翔平選手の入団発表記者会見が12月9日、1000人をこえる地元ファン達が集まる中、行われました。大谷選手は、日本ハム ファイターズから大リーグ移籍を目指し、各球団との契約交渉を行ってきましたが、会見の前日、エンジェルスに入団することで合意しました。最終的にエンジェルスにきめた理由については、「一番自分のフィーリングにあったチームだったから」と話しました。大谷選手といえば、投げて良し、打ってよしの「二刀流」で知られており、日本ハムが日本一に輝いた2016年には、日本プロ野球史上初めて投手と指名打者の2つの部門でベストナインに選ばれました。エンジェルスのマイク・ソーシア監督は「プレースタイルはもちろんのこと、肉体的にも精神的にもまだ若い彼の成長を期待している」と話しました。大谷選手は来年2月にアリゾナでキャンプイン。メジャーの第一歩を踏み出します。

LAオートショー 後編

12月1日から10日まで、ロサンゼルスダウンタウンのコンベンションセンターで、LAオートショーが開催されました。今年は各国自動車メーカーの50台以上の最新モデルを含む、1,000台以上の車が発表されました。Mazdaは新型のMazda6を世界初公開しました。外装や内装のデザインが大幅に向上し、エンジンは2.5リッター直噴ガソリンターボ「スカイアクティブ-G 2.5T」を設置し、安全面ではマツダ・レーダー・クルーズ・コントロールが採用されています。Hondaは、フルモデルチェンジしたホンダアコード2018のほか、Green Car of the Yearに選ばれた燃料電池車「ホンダ クラリティ・フューエル セル」とその派生モデルである、「プラグイン・ハイブリット」、「エレクトリック(ELECTRIC)」の3台も展示しました。また、来場者はバーチャルリアリティを体験したり、特別車両を見たりして、オートショーを楽しみました。

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2017年12月10日 放送

2017年12月10日 放送

LAオートショー 前編

12月1日から10日まで、LAオートショーがダウンタウンで開催され、今年も数多くの車がお披露目されました。今年、アメリカ進出60周年を迎えたトヨタからは、コンセプトカーのFT-ACが発表されました。FT-ACはフューチャートヨタ アドベンチャーコンセプトの略。名前の通り、未来のアドベンチャーをコンセプトとし、アウトドアを徹底的に楽しむことを追求したSUVです。車体の色にはプロスペクトグリーンを採用。幅広なフロントグリルにLEDフォグライトが目を引きます。 LEDフォグライトは取り外し可能でアウトドアで活用できます。ワイドフェンダーには20インチのホイールが装着されより力強いオフロード走行を実現します。またサイドミラーには小型カメラも搭載。FT-ACはWi-fiコネクションも可能で、カメラで撮影した映像をクラウドやライブストリーミングにアップロードすることができます。この小型カメラも取り外しが可能。後部で目を引くのはバイク・ラック。格納可能なラックで、必要に応じてマウンテンバイクを搭載できま
す。また、上部には大きなカーゴ・ラックが取り付けられ、様々なギアを運ぶのに便利です。このカーゴ・ラック前方のLEDライトはモバイル端末で調整可能で、
小型カメラのフラッシュの役目も果たしています。また、レクサスからはRX350Lが今回ワールドプレミアとなりました。このモデルは、ラグジュアリーSUVとしてレクサスの中核を担うRXの車体を長くし、3列シートを実現したものです。3列目シートは電動格納式で、使わない時はフラットにすることができます。 ハイブリッド車はRX 450hLで、アメリカでは来年初めからの発売となります。来週もLAオートショーの話題をお届けします。

歳末助け合い運動

毎年恒例の募金活動、歳末助け合い運動が始まりました。これは南加日系商工会議所が主催するもので、今年は、オレンジ郡日系協会、南加日系婦人会、南カリフォルニア昭和会など合計7つの日系団体が参加。ロサンゼルス、オレンジ郡の日系スーパー前で寄付を呼びかけています。初日の12月2日土曜日は、リトル東京ビレッジプラザ内で、キックオフセレモニーがおこなわれ、千葉あきら総領事をはじめ、各協力団体の代表者が出席しました。千葉総領事、自らの寄付で募金がスタート。この日は、二世ウィーククイーンとコートらが参加し、道行く人々に元気よく寄付を呼びかけました。この運動で集められたお金は、昨年と同じく、ロサンゼルスとオレンジ郡のフードバンクに寄付され、高齢者や低所得者支援に使われます。歳末助け合い運動は次の週末、土曜日と日曜日にも行われます。

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2017年12月3日 放送

2017年12月3日 放送

着物クラス

11月19日日曜日、グレンデール市のブランドパーク内、松聲庵で着物クラスが行われました。このイベントは、グレンデール市とFriends of Shoseianによって主催され、毎月一度、様々な文化クラスが、この茶室で開かれています。今回は、着物文化の普及のために活動するボランティアグループ、なでしこ会が参加しました。このクラスでは、様々な着物の種類の中で、成人式での男女の着物に焦点を当て、元ミス花笠2名をモデルに、着付けのデモンストレーションを行いました。また、参加者は実際に着付けを体験したりして、日本の着物文化に触れました。この「しょうせいあん」は、1974年にグレンデール市と東大阪市との友好を記念してつくられました。しかし、近年は、茶室の老朽化がすすんでいることから、地元のボランティアグループ Friends of Shoseianが改修工事のための支援をよびかけています。この日は20名が参加し、日本文化を楽しみながらファンドレイジングに協力しました。

LAねぶた 前編

LAねぶた囃子保存会が制作した2台目のねぶた「きんとき」が、今年のハリウッドクリスマスパレードに参加しました。毎年、夏の二世ウィークや冬のハリウッドクリスマスパレードを盛り上げる「ねぶた」。このねぶたは、本場青森のねぶた師、竹浪ひろおさんら6名の制作者とLAねぶた囃子保存会のメンバーにより、今年10月に3週間をかけて制作されました。これは日本の昔話で「金太郎」として知られる武士「坂田公時」をモデルとし、その勇姿と出世魚である鯉に、ねぶたのさらなる発展への願いが込められました。LAねぶた囃子保存会は、2007年に「武田信玄」ねぶたが作られたあとに結成されたグループです。ねぶたの伝統をアメリカに伝えたいと願うメンバー達の思いが、本場青森の人々の心を動かし、交流の輪が広がっています。11月25日、リトル東京の南加青森県人会館で、ハリウッドクリスマスパレードヘ向けた出陣式が行われ、日本の各地からかけつけた応援団とともに、気持ちをひとつにしました。翌朝、「きんとき」を積んだトラックは、ハリウッドクリスマスパレードへむけて出発しました。 ーーー 12月24日の後編へ続く

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2017年11月26日 放送

2017年11月26日 放送

食の祭典

11月5日日曜日、リトル東京で「食の祭典」が行われました。これはJRAこと、米国日系レストラン協会が主催する、一般向けのイベントで今年は飲食関連業者25社が出展し、日本食のトレンドを紹介しました。オープニングセレモニーではまず、堀井外務大臣政務官が祝辞を述べ、関係者一同による鏡割りが行われました。日本食各種・酒類が食べ放題・飲み放題のこのイベントは、今年で18回目となり、およそ850名の参加者で賑わいました。お酒ブースでは、松竹梅、月桂冠、 ほか各酒造メーカーによる、ざまざまな銘柄の日本酒、焼酎などが紹介されました。食べ物ブースでは、 寿司、ラーメン、うどん、おでん、たこやきなど、バラエティーに富んだメニューが並びました。
このほか、スペイン産巨大マグロの解体ショー、スシの早食い競争ではJRAの柚原章会長が優勝者に賞金を手渡しました。米国日系レストラン協会は、レストランや食品メーカーの会員で構成され、
日本食の魅力発信と普及のために毎年このイベントを開催しています。

アメリカンフィルムマーケット

11月1日から8日までの8日間、サンタモニカでAFMことアメリカンフィルムマーケットが開催されました。AFMは、世界80カ国以上から制作会社や配給会社が出展する映画の見本市で毎年1千億円規模の売買が行われています。今年は、445社が出展し、各国の映画のバイヤーやディストリビューターなどが、制作会社によるプレミア上映や、オンデマンド試写を見たり、作品の情報を
聞いたりして商談をしました。近年は、中国、韓国、インドをはじめとするアジアマーケットが拡大しており、日本貿易振興機構 JETROもジャパンブースを設置し、 日本の映画会社12社が作品の売り込みをしました。また、日本文化のプロモーションとして、抹茶味を初めとした日本風味の
ポップコーンの試食会も行われました。今年は、日本で撮影場所をコーディネートする非営利団体、ジャパン・フィルムコミッションも参加し、撮影地としての日本の魅力をPRしました。このほか、開催期間中は、大手の映画会社や配給会社が参加する、サミットやワークショップなども行われるなどして、8日間で7400名が来場しました。

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2017年11月19日 放送

2017年11月19日 放送

Fate/stay night: Heaven’s Feel プレミア

日本の大ヒットアニメのプレミアが11月3日金曜日、ダウンタウンロサンゼルスの劇場で行われました。上映された作品は「Fate/stay night: Heaven’s Feel 第1章」でアニプレックスアメリカと、エゾランドピクチャーズにより公開されました。Fate/stay nightシリーズは2004年にビジュアルノベル形式のゲームから始まり、現在ではテレビアニメ、漫画、映画などでもシリーズ展開しています。本作品は第2作目の劇場版アニメとして制作されました。この作品は全3章で構成され、今回はその第1章目となります。先駆けて公開された日本では10月14日の公開以降、大ヒットを記録しています。このシリーズはアメリカのアニメファンの間でも人気で今回のプレミア上映では前売りチケット1600枚が即完売。上映前はファンたちが長蛇の列を作っていました。レッドカーペットには、英語吹き替え版の声優ほか、日本から須藤とものり監督や作品中のヒロインを演じる、声優のしたやのりこさんらが参加しました。映画のストーリーは、どのような願いも叶えると言われる聖杯を巡って魔術師同士が争う聖杯戦争を描いており、主人公の衛宮士郎と、ヒロインの間桐桜を中心に物語が展開していきます。また制作スタッフによるトークショーに加え、グッズの販売もおこなわれるなどして、ファンたちは作品を満喫しました。

七五三

11月12日日曜日、リトル東京各地のお寺で七五三が行われました。七五三は子供の成長を祝う日本の伝統行事です。ロサンゼルスのリトル東京でも、毎年この時期に行事が催されています。ここ禅宗寺にも3歳、5歳、7歳を迎えた子供達があでやかに着飾りやってきました。祭壇では小島しゅうみょう住職が読経し、一人一人の健やかな成長を祈願しました。こちら、高野山米国別院にも大勢の子供達が集まりました。家族連れの、およそ300名が参詣し、今村純訓主監による読経の下、護摩焚きがおこなわれました。最後に子供達は、おみやげの千歳飴をもらい、記念撮影。家族で思い出の一時を過ごしました。

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2017年11月12日 放送

2017年11月12日 放送

日韓ファミリーイベント

10月29日日曜日、トーランスで、日韓ファミリーイベントが開催されました。このイベントは、FSルーサランコミュニティによって主催され、日系と韓国系からなる家族をサポートする目的で開かれました。イベントではまずアル・ムラツチ カリフォルニア州下院議員が基調演説を行いました。続いて日韓両国の総領事館を代表し、菊間しげる領事、オ・スンガル領事が出席し、祝辞を述べました。このイベントは、ルーサランコミュニティのキム・ホンソン牧師によって企画されたものです。キム牧師は、日本と韓国で育った経験から、両コミュニティの友好関係のために活動しています。キム牧師は、両国の文化の影響を受けて育つ子供にとって、どのようなサポートが必要なのか参加者が一緒に考えることで、日韓コミュニティの絆を深められればと、このイベントを企画しました。イベントには、精神療法士 キャロル・シムさんが招かれ、参加者に対し、子供たちの健全なアイデンティティ形成に必要なことや、多言語教育のやり方などについての講演を行いました。

日系パイオニアセンター オープンハウス

10月30日月曜日、リトル東京の日米文化会館で日系パイオニアセンターがオープンハウスを行いました。日系パイオニアセンターは、1969年に設立された非営利団体で、主に日本語を話すシニアを対象に文化教育プログラムや社会福祉サービスを提供しています。このオープンハウスでは、6月からの改修を終え、新しくなった多目的ルームを公開し、また、ここで行われる様々なアクティビティクラスも紹介されました。アクティビティクラスは、俳句や短歌、川柳、生け花、刺し子、民謡などの日本文化を扱うクラスのほか、写真教室や市民権セミナーなど、22クラスがあります。年会費は30ドルで、さらに会員は施設のスペースを低料金で借りることもできます。日系パイオニアセンターはスタッフ全員がボランティアによる運営で、活動費はすべて寄付でまかなわれています。コミュニティの高齢化にともない、今後はスタッフを増やし、年金や健康保険などの福祉サービスも充実させていきたいとのことです。

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2017年11月5日 放送

2017年11月5日 放送

Keiro 「癒しケア」プログラムセミナー

10月21日土曜日、アーバインのヤマハミュージックセンターで「癒しケア」プログラムについてのセミナーが開かれました。このセミナーは、日系高齢者の介護、福祉サービスを提供する非営利団体「Keiro」が主催し 、「緩和医療」についての説明を行いました。現在、ロサンゼルス、オレンジ、そしてベンチュラ・カウンティ在住の日系人で65歳以上の高齢者はおよそ7万人と言われています。このうち97%が自宅で暮らし、また在宅看護を希望しています。そしてそれらの人々の多くが、言葉の壁や、医療、支援サービスの不足などの問題に直面しています。これに対し、Keiroは緩和医療分野で実績のあるプロビデンス・ヘルス・アンド・サービス・サザン・カリフォルニアと3年間のパートナーシップを組み、今年8月から「癒しケア」と題した、緩和医療のサービスを開始しています。説明会には、プロビデンスのヤナミ・ユウイチ医師が招かれ、緩和医療とホスピス医療との違いや、その内容について出席者に説明しました。ヤナミ医師は、自分や家族の病気について、どこに相談していいかわからない状況を「医療のすきま」とし、これらの問題解決の手助けをすることで、病気に悩む人々の生活の質が向上するような「癒し」を提供する事が緩和医療の目的だと話しました。この「癒しケア」プログラムでは電話相談、必要に応じた訪問、カウンセリングなどの費用は無料で、ヤナミ医師、コマツ医師の2名を筆頭とする医療チームが対応します。

観水流米国錦友吟詩会 秋季大会

10月22日日曜日、トーランスで観水流米国錦友吟詩会南加地区による秋季大会が行われました。観水流米国錦友吟詩会は、1930年に初代宗家の「かやもと観水師」により設立された会で、カリフォルニア州全体で24支部、このうち南カリフォルニア地区には8支部、およそ70名の会員がいます。南カリフォルニア地区では毎年秋に発表会を行っており、今年は、入会後3年未満から師範クラスまでの吟士たち45名が、それぞれ日頃の練習の成果を披露しました。詩吟は、江戸末期にはじまった、漢詩などに独特の節を付けて発声する日本の伝統芸能で、日系社会では、戦前から多くの人に親しまれてきた娯楽です。また、この発表会は同じ南カリフォルニア地区で活動する、長唄みのり会、津軽三味線佐々木みつる会、そして薩摩琵琶鶴田流と合同で行われました。

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2017年10月29日 放送

2017年10月29日 放送

APIDC Walk N’ Roll

障害者の理解と交流を促すイベントが、10月15日日曜日ザ・アルハンブラで行われました。これは、アジア太平洋系の障害者のために活動するAPIDCが主催するイベントで今回が初めての開催となりました。APIDCは1999年に設立された非営利団体で、普段、自分の障害を隠しがちだといわれるアジア太平洋系の人々への認識を高める活動をしています。 イベントには、ロサンゼルス郡各地から教育、福祉にかかわる40団体が参加し、障害者やその家族達と交流をはかりました。また、学生達によるブースでは、一般参加者がクイズやアトラクションなどを通じ、楽しみながら障害者の日常問題などを学びました。教育ブースでは、普段知る事がない、セレブ達がもつ障害に関するドキュメントも公開されました。これらのプログラムは、APIDCのYouth Leadership Instituteの卒業生たちによって企画されました。

旧車集会

9月23日土曜日、ロングビーチのクイーンメリーでJapanese Classic Car Show Association主催による旧車集会が開催されました。このイベントでは、一般参加者と自動車メーカーが持ち寄った1985年以前に作られた日本車、およそ400台が展示されました。マツダのブースでは今年、ロータリーエンジンの誕生50周年を記念し、マツダコスモスポーツ、RX7などの名車が展示。ホンダのブースでは1969年にアメリカではじめて販売されたN600や、1965年の軽トラックT500などの珍しい車が展示されました。旧車ファンたちにとって日本車は、その性能に加え、個性的なデザインが魅力となっています。希少価値のある旧車は、維持が大変でありながらも、ほとんどのオーナーたちは今後も乗り続けたいと考えています。もともと一部の愛好家たちによって始められたこのイベントも旧車の人気が徐々に広がったこともあり、今年で13回目となりました。

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2017年10月22日 放送

2017年10月22日 放送

新トーランス地区オフィス オープン式典

アル・ムラツチ州下院議員が9月22日金曜日、トーランスに新しくオフィスをオープンしました。アル・ムラツチ議員は、昨年11月のカリフォルニア州選挙で、2012年以来の再選を果たし、日系人の多く住むサウスベイ第66区を代表しています。オープニングセレモニーでは地元のサポーターや市議会議員らが出席する中、日本式の鏡開きを行い新オフィスの開設を祝いました。オフィスはトーランスのデルアモ ファッションセンター近くにあるビルの4階で、ここを拠点にムラツチ議員は任期満了となる来年11月までの間、様々な地域の課題に取り組みます。

サザンカリフォルニア・ジャパニーズ・サーフィン・コンテスト

10月8日、サンクレメンテのトラッセルズビーチで毎年恒例のサザンカリフォルニア・ジャパニーズ・サーフィン・コンテストが行われました。1988年に始まり今年で30回目となるこの大会、当初は20人程しかいなかった参加者も現在では小学生から60歳代の方まで約160人以上が出場する、全米最大規模の日系サーフィン大会となりました。このトラッセルズビーチは世界大会も開催されるほど全米でも有数の質の良い波が立つポイントとして有名で開催希望団体が後を絶ちません。ですが環境保全などの観点から年に6回のみコンテストを行えると定められています。この大会を継続してこのビーチで開催できるのは、大会参加費やスポンサー協賛金からステートパークへの寄付を続け、ビーチの美化や保存に寄与するなどの長年の努力の成果と言えます。主催者の小林正樹さんはこの大会を次の世代へと引き継ぐ事でこの自然を維持できればと考えています。国際プロサーフィン大会の公式ジャッジとしても活躍している息子のショウさんも父親の意志をしっかりと受け継ぎ、彼もまた次の世代へとこの大会を続けていきたいと語りました。

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2017年10月15日 放送

2017年10月15日 放送

西大和学園カリフォルニア校 創立25周年記念式典

ロミタ市にある日本人学校、西大和学園カリフォルニア校が創立25周年を迎え、その式典が9月22日金曜日に行われました。西大和学園カリフォルニア校は奈良県に本校を置く学校法人で、アメリカ西海岸では唯一、文部科学省認定の全日制の日本人学校として1992年に設立されました。式典には生徒、父兄をはじめ、アル・ムラツチ下院議員、ロミタ市長、地元コミュニティの支援者らが出席。日本から参加した創立者の田野瀬 良太郎会長は、「これまでの様々な困難をを乗り越えここまでこれたのは、教職員の方々をはじめ、学校を今まで支えてくれたみなさんのおかげです」と話しました。 また、25周年を記念して建設中のイノベーションカルチャーセンターのお披露目も行われました。イノベーション カルチャーセンターは完成後、生徒たちの図書室やメディアセンターとなる他、地域住民も集会などのスペースとして利用できます。式典ではこの他、生徒代表によるスピーチ、琴の演奏や全校生徒による合唱などが行われ、25周年を祝いました。

ラムナン健康セミナー

9月29日金曜日、ガーデナで、ラムナン健康セミナーが行われました。このセミナーは健康食品を販売するKONAN USA社が主催し、日本から鈴鹿医療科学大学の鈴木こうじ教授を招いて講演を行いました。鈴木教授は血栓症の研究が専門で、緑色海藻由来の成分「ラムナン硫酸」が体にもたらす効果について話しました。ラムナン硫酸は、三重県の特産物で味噌汁の具などに利用されているアオサに含まれています。鈴木教授によるとラムナンには血液の凝固を抑制する作用があり、脳卒中や心筋梗塞を防ぐほか、生活習慣病にかかわる様々な症状を改善する働きが期待されるということです。アオサは小さな細胞がたくさん集まって、一つの昆布のような形になっているのですけど、細胞と細胞の間には色々な成分が含まれていて、ラムナン硫酸はそこに入っています。だからラムナン硫酸を濃縮、凝縮したものを健康食品として食べる、それによってアオサの持っている有効効果が得られるのではないかと期待されています。講演後は、参加者との質疑応答が行われたほか、アトラクションとしてコミュニティーのコーラスグループによるミニコンサートも行われました。

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2017年10月8日 放送

2017年10月8日 放送

第29回 ジャパニーズフード・アンド・レストランエキスポ

9月30日土曜日、パサディナ・コンベンション・センターで、ジャパニーズフード・アンド・レストランエキスポが開催されました。 これは共同貿易が日本食業界関連者を対象に毎年開催するもので今年で29回目を迎えました。アメリカにおける最新の日本食のトレンドが紹介されるこのエキスポ、今年は過去最大規模の126社が出展し、およそ2700名が来場しました。ここ数年で、和食は、高級化と大衆化の2極化がすすんでいます。それに合わせ、高級な日本食レストラン向けに、宮崎牛や超低温冷凍技術、“アルツ(ULTS) ”による新鮮で高品質な魚が紹介されたほか、その他、大衆料理として人気のラーメン、からあげ、 餃子などの新商品が紹介されました。”による新鮮で高品質な魚が紹介されたほか、その他、大衆料理として人気のラーメン、からあげ、 餃子などの新商品が紹介されました。そして、 大衆料理の幅をさらに広げようと、今年、共同貿易が力を入れた食材が “カレー”です。試食に加え、カレーに関するセミナーも開催されました。一方、酒パビリオンでは、 地酒、焼酎、地ビールなどバラエティにとんだお酒が紹介され、中にはレストランで1本1000ドル以上もする地酒も紹介されました。このほか、包丁の実演販売。毎回、 売り切れとなる人気の食器販売も行われるなど、会場は終日参加者で賑わいました。

敬老感謝の集い

80歳以上のシニアを表彰する、敬老感謝の集いが9月24日日曜日、アナハイムのオレンジ郡仏教会で開かれました。このイベントは、 地域で日系社会を築き、その発展に尽力した人々へ感謝を示すため、オレンジ郡日系協会が毎年行っています。31回目となる今年は、80歳以上のシニアとその家族、ゲストなどを含めおよそ300名が出席しました。藤田きみこ会長は冒頭の挨拶で「80代、90代になられたみなさんが、元気に活動されている姿を見習い、私も努力していきたい」と話しました。表彰式は今年はじめて参加したシニア17名に対しておこなわれ、藤田会長より、それぞれ感謝状が手渡されました。また、日本文化を継承する若者を支援する練尾日本文化奨学金授与者2名が発表されました。さらに、奨学金受賞者のアトキンズ直樹さんによる津軽三味線の演奏に加え、OC童謡キッズクラブが合唱を披露しました。

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2017年10月1日 放送

2017年10月1日 放送

在日米軍経験者とその家族のためのレセプション

在日米軍経験者とその家族のためのレセプションが、9月7日木曜日、在ロサンゼルス日本国総領事公邸で行われました。日本にはおよそ55,000人のアメリカ軍人が駐留しており、軍属や家族を含め10万人以上が滞在しています。今年で2回目となる、在ロサンゼルス日本国総領事館が主催のこのレセプションは、日本に滞在した人々を招待し、アメリカへ帰国した後も日本への関心をより深め、友好関係を続けてもらおうと開催されました。現役の軍人、予備役兵、退役軍人などをふくめ、およそ100名が出席し、自己紹介をしたり、日本での滞在経験を話したりして、お互いに交流をはかりました。千葉総領事は冒頭のあいさつで「2011年の大震災発生時、日米が日々協力しあって救援活動を行ったTomodachi作戦に対して今でも感謝しています。現在のアジア太平洋地域における緊迫した情勢において、この日米間の友好関係はさらに重要なものとなるでしょう」と話しました。これに対し、米軍のゲストスピーカーは「現在の難しい状況の中でも、日米の強い友好関係が今後も続いていくことを望みます」とそれぞれ話しました。屋内では日本の観光地の紹介や、ハリウッドにオープンするJapan Houseのモデルが展示されたほか、屋外では地酒、寿司、たこやき、那覇航空基地隊カレーなどの日本食が提供されました。また、民謡ステーション、琉球まつり太鼓のパフォーマンスも行われ、出席者は家族で日本文化を楽しみました。

カリフォルニア・コースタル・クリーンアップ・デー

毎年9月の第3土曜日は、世界各地で海岸の清掃を行う、コースタル・クリーンアップ・デーです。南カリフォルニアでも9月16日土曜日、自分たちのビーチを綺麗にしようと地元ボランティアたちが集まりました。ここトーランスビーチでは、地元トーランス市、トーランス市商工会議所、アメリカンホンダが協力しあい、清掃活動を行いました。この日、参加者たちはバケツやゴミ袋を手に、小さなゴミから大きなゴミまで拾い集め、およそ1.5マイルのビーチをすみずみまできれいにしました。

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2017年9月24日 放送

2017年9月24日 放送

ロサンゼルスアニメ映画祭

日本アニメの映画祭としては北米最大規模となるロサンゼルスアニメ映画祭が、9月15日から3日間、ロサンゼルスダウンタウンで開催されました。これはイベント企画を行う雷神インクと、
映画配給を手がけるエゾランドピクチャーズの共同主催によるものです。上映された映画は20作で、北米初上映となる新作や海外で評価の高い名作がラインアップ。今年は日本でアニメが誕生して100周年を迎えるということもあり、1917年に日本で初めて制作された作品も上映されました。初日は、映画祭の目玉となる「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」の英語吹き替え版プレミア上映が行われ、VIPゲストや声優陣らが招待されました。「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」は人気テレビシリーズの新作劇場版で「ゲームですべてが決まる」という異世界で主人公が戦いを繰り広げるファンタジーです。今回は10月の全米公開に先立っての上映となりました。映画祭には3日間でおよそ6000名が来場し、制作スタッフたちとのQ&Aセッションなども行われ、ファンたちは日本のアニメを満喫しました。

サクラガーデンズ 敬老の日 昼食会

9月8日金曜日、ボイルハイツにあるリタイアメントホーム『サクラガーデンズ』で、敬老の日を祝う、昼食会が行われました。日本では9月の第3月曜日は「敬老の日」の祝日です。ここサクラガーデンズでも、長年、社会に尽くしてきた高齢者を尊敬する意味をこめ、敬老の日の昼食会を開催しました。施設を経営するノーススター・シニアリビングのジョン・ピーターズさんは、「元気な皆さんから、多くの事を学ぶことができて、いつも感謝しています」と話しました。昼食メニューのお刺し身、ぎんだら、紅白まんじゅう は日系高齢者向けのケアを行う非営利団体『KEIRO』によって寄付され、ボランティアスタッフ達が協力し配られました。現在、サクラガーデンズの入居者は128名で、そのうち90歳以上が50名。高齢者表彰では、それぞれの名前が呼ばれ、プレゼントが手渡されました。 最高齢は、今年98歳の3名でした。昼食後は、演歌や日本舞踊のパフォーマンスのほか、サクラガーデンズの居住者たちによる”ばーちゃんズ”が「森のくまさん」や「うるわし春よ」など4曲を元気よく合唱しました。

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