2017年10月15日 放送

西大和学園カリフォルニア校 創立25周年記念式典

ロミタ市にある日本人学校、西大和学園カリフォルニア校が創立25周年を迎え、その式典が9月22日金曜日に行われました。西大和学園カリフォルニア校は奈良県に本校を置く学校法人で、アメリカ西海岸では唯一、文部科学省認定の全日制の日本人学校として1992年に設立されました。式典には生徒、父兄をはじめ、アル・ムラツチ下院議員、ロミタ市長、地元コミュニティの支援者らが出席。日本から参加した創立者の田野瀬 良太郎会長は、「これまでの様々な困難をを乗り越えここまでこれたのは、教職員の方々をはじめ、学校を今まで支えてくれたみなさんのおかげです」と話しました。 また、25周年を記念して建設中のイノベーションカルチャーセンターのお披露目も行われました。イノベーション カルチャーセンターは完成後、生徒たちの図書室やメディアセンターとなる他、地域住民も集会などのスペースとして利用できます。式典ではこの他、生徒代表によるスピーチ、琴の演奏や全校生徒による合唱などが行われ、25周年を祝いました。

ラムナン健康セミナー

9月29日金曜日、ガーデナで、ラムナン健康セミナーが行われました。このセミナーは健康食品を販売するKONAN USA社が主催し、日本から鈴鹿医療科学大学の鈴木こうじ教授を招いて講演を行いました。鈴木教授は血栓症の研究が専門で、緑色海藻由来の成分「ラムナン硫酸」が体にもたらす効果について話しました。ラムナン硫酸は、三重県の特産物で味噌汁の具などに利用されているアオサに含まれています。鈴木教授によるとラムナンには血液の凝固を抑制する作用があり、脳卒中や心筋梗塞を防ぐほか、生活習慣病にかかわる様々な症状を改善する働きが期待されるということです。アオサは小さな細胞がたくさん集まって、一つの昆布のような形になっているのですけど、細胞と細胞の間には色々な成分が含まれていて、ラムナン硫酸はそこに入っています。だからラムナン硫酸を濃縮、凝縮したものを健康食品として食べる、それによってアオサの持っている有効効果が得られるのではないかと期待されています。講演後は、参加者との質疑応答が行われたほか、アトラクションとしてコミュニティーのコーラスグループによるミニコンサートも行われました。

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