2023年8月27日 放送

二世ウィーク 2023

8月12日からリトル東京で第81回二世ウィーク ジャパニーズフェスティバルが開催されました。

二世ウィークは日本人、日系人にまつわる、歴史や文化、伝統をアメリカ社会に伝えるお祭りです。

8月12日土曜日は、アラタニ日米劇場で今年の二世ウィークの顔となるクイーンを決める、コロネーションボウルが開催されました。

コンテスト出場者は、LA各地域の日系団体により選ばれた7名でおよそ3ヶ月間にわたり、立ち居振る舞い、踊り、スピーチなどを練習しました。
そして、いよいよ結果発表。

このほか、ファースト・プリンセスにサラ・エミコ・クボさん、ミス・トモダチにナンシー・イズミ・チンさんが選ばれました。

クイーンとコートらは今後1年間、ロサンゼルスの日系コミュティを代表する親善大使として国内外の日系イベントに参加します。

翌日13日日曜日はグランドパレードが行われました。

二世ウィークのハイライトとなるこのイベントには、各地から大勢の観客が集まりました。

パレードは第二次世界大戦、朝鮮、ベトナム戦争らの退役軍人たちを先頭にスタート。

今回のオフィシャル音頭の振り付けは「京の会」が担当。

今年のパレード・マーシャルはUSCや日系リーグの元バスケットボールプレイヤーで、現在はクロスフィット・ゲーム選手として活躍中のジェイミー・ハギヤさん。

グランド・マーシャルは元リトル東京・サービスセンター所長で、コミュニティリーダーとして活躍するビル・ワタナベさん。

このほか、政府関係、ロサンゼルスの姉妹都市名古屋、武道やスポーツ、アニメ、踊り、お神輿など各団体のフロートやパフォーマンスが登場。
ロサンゼルスの日系コミュニティにゆかりのある、さまざまな個人や団体、文化が紹介されました。

そして今年の二世ウィーク・クイーンとコート達が登場し、パレードはクライマックスに。

パレードの最後を飾ったのは、LAねぶた。

通りを埋め尽くす観客の声援に応えながら、華やかにパレードをしめくくりました。

一方、毎年二世ウィークと同じ時期に行われるロサンゼルス七夕祭りも開催されました。

今回で15回目となるこのイベント、今年は全米日系人博物館に仙台の七夕祭りで使われた飾りが掲げられ、道ゆく人の目を楽しませました。

また、博物館の中には、県人会をはじめとした、地元日系コミュニティの団体や個人が作った、アイデアを凝らした飾りが展示されました。

8月19日にはワークショップも開かれ、参加者は飾りの作り方を習ったり、短冊に書いた願い事を笹だけに吊るしたりして、日本の夏の風物詩をロサンゼルスで楽しみました。

なお、8月20日に予定されていた、ストリート音頭、クロージングセレモニーなどの各種イベントはハリケーンの影響で全てキャンセルとなりました。

サケ・オン・ザ・ロック

7月28日金曜日、リトル東京でお酒とフードのイベント「サケ・オン・ザ・ロック」が開かれました。

これは非営利団体、リトル東京サービスセンターのファンドレイズのため開かれたもので、今回で15回目。
南カリフォルニアでは規模、回数ともに最大規模の日本酒とフードのイベントの一つです。

このイベントの収益金は高齢者のサポートや低所得者用住宅の支援など、リトル東京サービスセンターによるコミュニティ活動に役立てられます。

お酒とフードが飲み放題、食べ放題のこのイベントにはおよそ50銘柄の日本のお酒や、焼酎、地ビールが提供されました。
また、お酒のつまみになるようなフードのブースも多く出店。

プログラムでは、焼酎を使ったアマチュアのオリジナルカクテルコンテストも開かれ、会場を盛り上げました。
イベントにはおよそ1000人が来場。
参加者は楽しみながらファンドレイズに協力しました。

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