2023年7月30日 放送

二世ウィーク オープニングセレモニー

7月16日日曜日、リトル東京の全米日系人博物館で二世ウィークフェスティバルのオープニングセレモニーが行われました。

二世ウィークは、日系の文化と伝統を祝うお祭りで今年で81回目を迎えます。

実行委員長はデイビッド・ヤマハタさんが努め、今年のテーマを発表。
コロナパンデミック後の転換期として「ターニング・ザ・コーナー」となりました。

パレードのテーマ曲は演歌歌手、細川たかしさんの「招き猫音頭」とアニメ、ワンピースの主題歌「We are」の2曲。

振り付けは、坂東拡七郎(ばんどうひろひちろう)と「京の会」が担当します。

グランドマーシャルは、元リトル東京サービスセンター所長でコミュニティリーダーのビル・ワタナベさん。

パレード・マーシャルは元二世ウィークコートで現在は、クロスフィット・ゲーム選手として活躍中のジェイミー・ハギヤさん。

他、パイオニアスピリットアワードなど、日系コミュニティへの貢献者に贈られる各賞の受賞者も紹介されました。

そして、最後に今年の二世ウィーククイーンの候補7名がお披露目されました。

ガーデナ・イブニング・オプティミスト・クラブ推薦のイサベラ・ローズ・ポリゾットさん24歳。

オレンジ郡日系評議会推薦のケイトリン・エミコ・チューさん24歳。

米国日系レストラン協会推薦のカマラニ・ヒガシヤマさん25歳。

ヴェニス日系コミュニティセンターおよび、ヴェニス・ウエスト・ロサンゼルス日系市民協会推薦のアイコ・マリー・マツムラ・ジコフスキーさん25歳。

パサデナ日系文化協会推薦のナンシー・イズミ・チンさん26歳。

サンフェルナンドバレー日系コミュニティセンター推薦のカイリー・ミカ・イノウエさん23歳。

イースト・サンゲーブルバレー・日系コミュニティセンター推薦のサラ・エミコ・クボさん26歳です。

候補者達は、グランドパレード前夜に行われるコロネーション・ボウルに出場し今年度の女王が決定します。

二世ウィークは8月12日から20日までの9日間、リトル東京で開催されます。
同時に七夕祭りやねぶたなど、様々なイベントが催されます。
詳しくは二世ウィークのウェブサイトで確認できます。

ドジャース・エンゼルス ジャパニーズ ヘリテージ ナイト

ロサンゼルスのドジャースタジアムとアナハイムのエンゼルスタジアムでジャパニーズ・ヘリテージ・ナイトが開催されました。

ドジャースとエンゼルスは様々な地元コミュニティと交流を図るイベントを行なっており、日本の文化と日系コミュニティを紹介するジャパニーズ・ヘリテージ・ナイトもその一つ。
最近はドジャースとエンゼルスが戦う、いわゆるフリーウェイシリーズに合わせて開催されています。

まず、6月27日火曜日にエンゼルスタジアムでジャパニーズ・ヘリテージ・ナイトが開催されました。
試合前にはオレンジ郡日系協会の協力で出演が実現したオレンジカウンティをベースに活動するKibou Taiko (希望太鼓)が演奏を披露。
徳島県人会の有志による阿波踊りが花を添えました。

始球式はオレンジ郡日系評議会推薦の2022年度二世ウィーククイーン、クリスティン・ヤダさんが務めました。

また、試合中には第二次世界大戦中、日系人部隊の一員として活躍し、今年100歳を迎えたトクジ・ヨシハシさんが紹介され、観客から大きな拍手で迎えられました。

この日の試合にはエンゼルスの大谷翔平選手が登板。ホームラン2本を打ち7勝目をあげるなど投打に活躍し、エンゼルスファンを喜ばせました。
この日のチケットの売り上げの一部は、全米日系人博物館に寄付されるとのことです。

エンゼルスに続き、7月8日土曜日は、ドジャースタジアムでもジャパニーズ・ヘリテージ・ナイトが開催されました。

フィールドには、在ロサンゼルス日本国総領事館の曽根健孝総領事、元競馬騎手のコーリー中谷さんほか、コミュニティを代表する、個人団体が集まりました。

イベントは、ロサンゼルス太鼓一座による演奏でスタート。

次に2022年度二世ウィーククイーンとコートが登場し8月にリトル東京で行われる二世ウィークをPR。

続いて、歌手のクリスタル・ケイさんが日米の国家を斉唱。

そして、始球式はバスケットボール選手の八村塁さんが務めました。

八村塁さんは、7月はじめにロサンゼルスレイカーズとの再契約を済ませたばかりのスター選手です。

”ブラックサムライ”と書かれたドジャースのユニフォームをまとい、豪快な投球。
デーブ・ロバーツ監督がこれをキャッチしました。

この日の試合はドジャースが勝利。
アナハイムでの雪辱を果たしました。

阿波人形浄瑠璃 LA 特別公演

6月27日火曜日、ボイルハイツのリタイアメントホーム、さくらガーデンズで阿波人形浄瑠璃の特別公演が行われました。

阿波人形浄瑠璃は400年の歴史を持つ、徳島県の伝統芸能です。
阿波の人形師によって作られた人形がニューメキシコ州サンタフェの博物館に所蔵されたことから、今回、阿波浄瑠璃の関係者が来米。
サンタフェで2回の公演を行いました。

その帰りに立ち寄ったロサンゼルスでも高齢者に伝統芸能を楽しんでもらおうと、さくらガーデンズでの公演が実現しました。

公演ではまず、阿波人形浄瑠璃に関するレクチャーが行われ、その歴史や一つの人形を3人で操る仕組みなど、基礎知識が説明されました。

このあと上演されたのは、人気の演目「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」。

幼い頃生き別れた、顔も知らない親を探して旅をする娘が偶然立ち寄った家。
そこに住む女は、その子が故郷に残してきた娘だと気づきますが、事情により打ち明けることができません。

大夫の語り。
三味線の音色。
そして人形の動きが一体となり、娘の切ない思いと母の悲しさを見るものに伝えます。

日本の伝統芸能の奥深さを垣間見るイベントとなりました。

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