2022年8月28日 放送

二世ウィーク2022

ロサンゼルス日系コミュニティ最大のお祭り、二世ウィーク ジャパニーズ フェスティバルがリトル東京で開催されました。

今回で80回目を迎えた二世ウィーク。
去年、おととしはコロナのためオンラインでの番組配信だったため、リトル東京での開催は3年ぶりとなりました。

8月13日土曜日はアラタニシアターで今年の二世クイーンを決めるコロネーションが開催されました。

こちらも観客を入れての開催は3年ぶり。
オープニングでは着物姿のクイーン候補者が観客の大きな声援の中、華々しく登場しました。

今年のクイーン候補者は7名。
サンフェルナンド・バレー日系コミュニティセンター推薦のエミリー・シゲコ・クマガイさん。
ヴェニス日系人会とヴェニス・ウエストロサンゼルス日系市民協会推薦のフェイス・スミコ・ニシムラさん。
米国日系レストラン協会推薦のマイレ・タバタ・ヤンガスさん。
ガーデナ・オプティミスト・クラブ推薦のオードリー・エミ・ナカオカさん。
パサデナ日系文化協会推薦のローリー・ハツコ・メサさん。
イースト・サンゲーブルバレー日系コミュニティセンター推薦のアマンダ・アキコ・ヒライシさん。
オレンジ郡日系評議会推薦のクリスティン・エミコ・ヤダさん。

審査員とのインタビュー、コロネーションでのプレゼンテーションやコミュニケーションスキルなどから、この中の一人がクイーンに選ばれます。

エンターテインメントではアース・ウインド・アンド・ファイアーの元ギタリスト、シェルドン・レイノルズさんがヒット曲を披露し、会場を沸かせました。

後半、クイーン候補者はタダシ・ショージさんデザインのドレスを着て登場。

司会者とのQ&Aセッションのあと、いよいよ結果発表です。

これから一年、クイーンとプリンセスたちは、ロサンゼルス日系コミュニティの親善大使として、さまざまなイベントへの参加やコミュニティ活動をします。

翌日、14日はメインイベントとなるグランドパレードが行われました。

第二次世界大戦や、朝鮮、ベトナム、湾岸戦争などで活躍したベテラン達を先頭にパレードがスタート。

今年のグランドマーシャルは、退役軍人で実業家のジョージ・杉本さん。

パレードマーシャルはオリンピックフィギュアスケーターのマイア&アレックス・シブタニ兄弟です。

任期終了でロサンゼルスを離れることになった、武藤あきら在ロサンゼルス日本国総領事も参加。

様々な文化活動や政治、ビジネスなどコミュニティーの幅広い分野からそれらを代表する顔ぶれが集まりました。

今年のオフィシャル音頭は「河内おとこ節」と「One Wish」。
振り付けを担当した「日本舞踊 吾妻(あずま)流」を先頭に、ロサンゼルスの様々な流派が続き、音頭を披露しました。

またスポーツやエンターテインメント、アニメ、日本車など、アメリカの日系文化の多彩さを表すパレードとなりました。

最後に前日選ばれたばかりの二世クイーンとプリンセスたちが登場。パレードを締めくくりました。

8月20日土曜日は日米文化会館前で「プラザフェスティバル」が開催されました。

グッズやサービス、食べ物のブース、ビアガーデンなどが設置され、ステージでは日本食のデモンストレーションなどが行われました。

ここ数年、二世ウイークの恒例行事となっていた「ギョーザ早食い大会」は今年は開催されず、代わりに催されたのが「ギョーザ作りコンテスト」。

昨年度の二世クイーンが3組に分かれ、ギョーザ作りに挑戦。
与えられた食材を使って制限時間内にギョーザを作り、その盛り付けや味を競います。
ただ、食材の中にはお菓子や豆腐などギョーザとは関係なさそうなものも・・・

それでもさすがこの一年、日系コミュニティの代表として活躍してきたクイーンたち。
工夫と勇気で、それぞれユニークなギョーザを作り上げました。

二世ウィーク最終日となった21日日曜日、 JACCCプラザのステージでは、南カリフォルニアの様々な太鼓グループが集まる「タイコ・ギャザリング」が開かれ、多くの観客を集めました。

そしてファーストストリートではクロージングセレモニーとして、音頭のストリートダンスが行われました。
ロサンゼルスの様々な日本舞踊の流派や団体と共に、飛び入り大歓迎で一般客も参加。
プロもアマチュアも、大人も子供も、様々な人たちが輪を作って音頭を踊り、今年の二世ウィークを締めくくりました。

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