2018年9月23日 放送

JAPAN HOUSE Los Angeles

8月24日金曜日、ハリウッド・ハイランドにあるジャパン・ハウス ロサンゼルスのグランドオープニングセレモニーが行われました。
ジャパン・ハウスは、日本の文化や様々な魅力を世界に発信し交流を深める拠点として外務省が推進するプロジェクトです。
サンパウロ、ロンドンについで、今回ロサンゼルスがオープンとなりました。
ジャパン・ハウス ロサンゼルスはショップやギャラリーとして利用されている2階フロアが昨年末にオープン。
今回5階フロアが完成し、これで全館オープンとなりました。
5階には、一般客が利用できる日本関係の書籍を集めたライブラリー。
イベントなどに使われる多目的スペースが設置。
そして、日本食レストランもオープンします。
オープニングセレモニーには、地元コミュニティの代表者のほか、日米の政財界のリーダーや文化人たちおよそ800人が招かれました。
司会をつとめたのは日系俳優のジョージ・タケイさん。
まず挨拶に立った海部ゆうこ館長は「ジャパン・ハウスに来ることで、今まで気づかなかった日本の深い魅力を感じて欲しい」と話しました。
また日本から出席した河野太郎外務大臣は「日米がお互いをより良く理解しあう架け橋にジャパンハウスはなるであろう」と期待を寄せました。
エンタテイメントでは日本のダンスカンパニー「イレブンプレイ」によるパフォーマンスが披露されました。
これはテクノロジーを使ったアートを展開するライゾマティクス・リサーチとのコラボによるショーで、演出はパフュームの振り付けなどで知られるMIKIKO (みきこ)さん。
このチームはリオデジャネイロ・オリンピック閉会式の東京パートを手がけました。
また、MIKIKOさんは2020年の東京オリンピック開会式の演出チームに参加しています。
さらにジャパン・ハウス ロサンゼルスのアドバイザーに就任したロックバンドX-JapanのYoshikiさんが登場。
Yoshikiさんはアメリカ国歌や、X-Japanの名曲、Endless Rainなど4曲をピアノ演奏しました。

Tribute to Nikkei Pioneers

9月8日土曜日、トーランスで、日系パイオニアに感謝する講演会が行われました。
この講演会は「日系パイオニアに感謝する会」によって主催され、明治維新そしてアメリカ移民150周年となる今年、日系1世、2世達の努力に感謝する目的で開かれました。
竹花(たけはな)はるお会長の挨拶のあと、第一部として二人の日系パイオニアを招いた座談会が行われました。
99歳の三宅(みやけ)あけみさんはアーケディア生まれの帰米2世で、戦時中から農業に従事してきました。
今年100歳の浅井菊次(あさいきくじ)さんは和歌山生まれで、1955年に渡米。
日本食レストランを30年、経営しました。
その後、西大和学園の子どもたちによる感謝の言葉と花束の贈呈。
続いて、ロサンゼルス メンズ グリークラブ (LA Men’s Glee Club) が、442日系人部隊の軍歌「Go For Broke」を合唱。
そして後半の第2部では、リトル東京サービスセンターを創設したビル渡辺さんと、元大学教授の目良(めら)こういちさんが、「日系人の歴史と未来」をテーマに講演をしました。

Keiro no Hi Festival

9月16日日曜日、リトル東京の日米文化会館で敬老の日フェスティバルが開催されました。
このイベントは、Keiroと日米文化会館が共催し、日本の「敬老の日」に合わせておこなれました。
会場には、高齢者サービスを提供する各団体のブースが設置され、リタイアメントに関する相談や健康相談のほか、Keiroによる「癒しケアプログラム」のカウンセリングも行われました。
この日は、ロサンゼルス、オレンジ、ベンチュラカウンティ各地域からおよそ1,000名のシニアが無料送迎サービスなどを利用して参加。
事前登録をした65歳以上の500名にお弁当が無料提供されました。
ステージ上では、高齢者たちの各グループがパフォーマンスを披露。
また設けられた文化団体のブースを訪れるなどして、参加者はイベントを楽しみました。
Keiroは、コミュニティーの日本人および日系人高齢者の生活の質を向上させることを目的とするNPO法人で、今回が日米文化会館と協力して行う、初めてのイベントとなりました。

International Marine Products

9月15日土曜日、リトル東京でインターナショナル マリン プロダクツの創立50周年記念パーティが行われました。
インターナショナル マリン プロダクツは、1968年にロサンゼルスに創業した魚介類の卸売会社です。
日本の新鮮な魚の輸入に力を入れ、その後、寿司ブームとともに、ビジネスが拡大しました。
創業当時の親会社が、リトル東京にオープンしたレストランは、カリフォルニアロール発祥の地として知られています。
パーティには飲食店経営者、業界関係者、社員など、およそ140名が出席しました。
まず、2016年からCEOとなった増永ゆうじさんが挨拶し、「歴代のオーナーの皆さんの努力に感謝しつつ、新たな気持ちでこれからも頑張りたい」と話しました。
続いて、カツヤ グループの上地かつやさんなど、有名日本食レストランのオーナーがそれぞれ挨拶し、来賓一同で鏡割り。
最後は、永年勤続者表彰がおこなわれ、20年から最長40年間勤務する社員たちが表彰されました。

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