2018年7月22日 放送

Nisei Week Japanese Festival Opening Ceremony

リトル東京の全米日系人博物館で、15日 日曜日、今年の二世ウィークのオープニングセレモニーがおこなわれました。
二世ウィークは、アメリカ日系社会最大級の夏祭りで、今回で78回目を迎えます。
コミュニティからおよそ180名が出席する中、まずはセレモニーのスポンサーであるJBA。
そしてジャパンハウス ロサンゼルスから二世ウィークファンデーションに寄付金が渡されました。
続いて、金光チャーチ・オブ・ロサンゼルスによる、お祭りの安全と、成功を願うお祓いの儀式。
そして、今年のテーマとなる音頭と楽曲が紹介されました。
振り付けを担当する藤間カンスマさんは今年100歳を迎え、記念の花束が贈られました。
二世ウィークは1934年にアメリカ日系社会の文化・歴史を祝うお祭りとしてスタートし毎年リトル東京を中心に、様々なイベントが催されています。
8月11日からは、七夕まつり。
12日にメインイベントとなるグランドパレード。
18日は、デイリーフーズ主催による餃子の早食いコンテスト。
そして、19日にクロージングセレモニーが行われます。
毎年二世ウィークを飾るのが、クイーンとコート達です。
今年のクイーン候補者達もこの日、紹介されました。
ガーデナ・イブニング・オプティミストクラブ推薦のトーリ・アイ・カマダさん。
米国日系レストラン協会推薦のケリー・ミドリ・ツナワキ・モックさん。
イースト・サンゲーブルバレー・日系コミュニティセンター推薦のローレン・レイ・ミヤモトさん。
ベニス・ウエストロサンゼルス日系市民協会、ベニス日系コミュニティセンター推薦のマリカ・ケイティ・スナイダーさん。
オレンジ郡日系評議会推薦のアリス・マリーナ・アマノさん。
パサデナ日系文化協会推薦のジュリー・アン・ドリンダクさんです。
これら6名の候補者の中から、8月11日に行われるコロネーションボウルで2018年度の新女王が選ばれます。
このほか行われるイベントの詳細は二世ウィークのウェブサイトで確認できます。

Anime Expo 2018

北米最大の日本アニメのコンベンション、アニメエキスポが7月5日から8日までの4日間、ロサンゼルスコンベンションセンターで開催されました。
毎年独立記念日の週に開催されるこのイベントは、今やロサンゼルスにおける夏の風物詩。
今年も世界中からアニメファンたちが参加しました。
会場には、日本のアニメやゲームを取り扱う様々な企業が出展し、最新作や商品のプロモーションを行いました。
イベントでは、日本で話題の人気アニメ「僕のヒーローアカデミア」の劇場版ワールド・プレミア、劇場公開予定作品の監督やプロデューサー達が参加するパネルディスカッションなども行われました。
エンターテインメントホールでは、アニメのワンシーンに出てくるようなセットが用意され、コスプレしたファンたちが思い思いに記念撮影をしました。
アニメ・エキスポは、1992年に「日本アニメーション振興会」によって開催され今年で27回目。
最近はオンラインの動画配信サービスが充実化したことで、より多くのファンを獲得しています。
このほか、物販のブースではキャラクターグッズや、クリエーター達によるアート作品が販売されるなどして、参加者は終始イベントを満喫しました。
イベントには期間中およそ11万人が来場しました。

5th World Sake Sommelier Competition, US Regional Competition

6月16日土曜日、世界利酒師(ききさけし)コンクールのロサンゼルス予選会がダウンタウンの酒スクール・オブ・アメリカで開催されました。
利酒師は、日本酒の知識を元に、料理にふさわしいお酒をアドバイスできる資格を有する人のことで、現在、日本国内ではおよそ3万人、国外では1万5千人が認定を受けています。
日本酒サービス研究会、酒匠(さかしょう)研究会連合会が4年に一度、主催するコンクールは今回で5回目。アメリカのほか、日本、香港、台湾、韓国、イギリス各国で予選を勝ち抜いたおよそ20名が東京の決勝大会に出場します。
今回ロサンゼルスからは3名が予選に参加。
審査は、筆記試験による第一次審査と、実際にレストランでの日本酒、焼酎のサービスを想定した第二次審査とが行われました。
結果、優勝したアヤ・ノモトさんは、来年2月に東京で開催される世界利酒師コンクールにアメリカ代表の一人として出場します。

Conferment Ceremony Honoring Mr. Ernest Doizaki

6月26日火曜日、在ロサンゼルス日本国総領事公邸で春の叙勲を受けたアーネスト・ドイザキさんへの伝達式が行われました。
日本政府は毎年春と秋に、国家や社会に貢献した個人に対し勲章を授与しています。
今年の春の叙勲では、ロサンゼルス総領事館管轄区内から2名が選ばれました。
そのうちの一人、旭日双光章(きょくじつそうこうしょう)を受章したアーネスト・ドイザキさんは、ロサンゼルス生まれの日系3世。
大学を卒業後、日本の早稲田大学に留学しました。
帰国後、父 ジョージ・ドイザキさんの経営するアメリカン・フィッシュカンパニーに就職し、日本食の普及に尽力。
また、がん及び糖尿病患者の治療・研究施設である「シティ・オブ・ホープ」から、その貢献が認められ、スピリット・オブ・ライフ賞も授賞しています。
日系人の名誉回復や地位向上にも努め、全米日系人博物館の設立にかかわり、理事長などを歴任しました。
総領事公邸には家族友人ら40名が出席し、ドイザキさんの受章を祝いました。

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