2017年8月20日 放送

原爆による犠牲者の追悼法要

原爆による犠牲者の追悼法要が、8日8日日曜日、リトル東京の高野山米国別院でおこなわれました。原爆が広島と長崎に投下されてから72年になりました。今年もロサンゼルス各地から、およそ40名が参列し、犠牲者を悼みました。高野山別院の今村純訓主監の読経により、広島、長崎県人会の会長ほか参列者が、しめやかに焼香を行いました。この法要では今年6月に亡くなった米国広島長崎原爆被爆者協会会長の、据石和江さんの追悼も行われました。据石さんは、18歳の時に広島で被曝。渡米後は、在米被爆者の援護をしながら、ロサンゼルスの子供達に、核兵器の恐ろしさや、平和の尊さを伝える活動を続け、「和ママ(かずまま)」という愛称で親しまれました。被爆者達が高齢化し、その体験を語る人々が日々、失われていく中、亡くなった据石さんが生涯求めた「核のない平和な世の中の実現」を参列者たちが、再認識する機会となりました。

酒と焼酎の試飲商談会

日本食品を中心に輸入販売をする、ウィズメタック エイジアンフーズによる酒と焼酎の試飲商談会が8月5日土曜日、アナハイムのビジネス エキスポセンターで開かれました。10回目を迎えたこのイベントはレストランや飲食業関連業者を対象としており、今年は全米6カ所で開催。このロサンゼルスのイベントでは南カリフォルニア各地から、1000名以上が来場しました。酒造メーカーは、日米からおよそ15社が出展し、来場者はお店のメニュー開発や販売のために、商品の試飲をしたり質問をしたりしました。日本酒や焼酎の知名度が世界的に広まるなか、各社はバラエティに富んだ種類や味の商品を紹介しました。こちらはシソの風味を生かした、北海道のしそ焼酎。また、フードのブースも盛況で、寿司、カレーライス、お好み焼き、などを試食するために長蛇の列ができていました。また、肉などの食材や食器など、レストラン業務にかかせないアイテムも、取扱い商品として出品されました。ウィズメタック エイジアンフーズによると、日本酒の最大市場である北米における消費量は、毎年右肩あがりで、今後もさらに増え続ける見込みだとのことです。

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