2018年2月4日 放送
CES 2018
世界最大規模の家庭用電気製品、テクノロジーの見本市、CESが1月8日からの四日間、ラスベガスで開かれました。グーグルの大規模なブースが象徴するように、今年のCESの主役は人口知能、AI。この技術を搭載した様々な商品、そしてロボットが注目を集めました。ここ数年、CESで欠かせない存在となった自動車関連メーカーも、AIを利用した自動運転や交通システムの技術を発表。トヨタはカーシェアの時代を見据えた新しいコンセプトカー、「e-Palette」を発表した他、 AIがドライバーの感情を読み取って運転をサポートする技術「Concept-i」搭載のコンセプトカーを新たに2台、展示しました。一方、こちらは「大手企業がベンチャー企業をサポートする形で、グループでCESに出展する」というコンセプトで日本企業12社が集まった「Japan Tech」パビリオン。独自の発想と技術を生かした、ユニークな商品を紹介しました。今年のCESは世界各国から3,900社以上が参加。未来の生活を垣間見る展示会となりました。
NAMM 2018
一方こちらは世界最大の楽器の見本市、NAMMショー。1月25日から28日まで、アナハイムコンベンションセンターで開催されました。NAMMショーもCES同様に業界関係者を対象としたもので、今年は国内外からおよそ2000社が出展し、7000以上のブランドが最新モデルを発表しました。来場者は、実際に音楽機器に触れたり、ライブパフォーマンスを聞いたりしながら、情報あつめをしました。日本からは今年も、静岡県浜松市が地方公共団体として出展し「楽器の街、浜松」をPRしました。浜松市には、YAMAHA、Roland、Kawaiなどの大手メーカーが拠点を構えています。同時に楽器や関連物の製造販売を行う、多くの中小企業も存在しており、今回は地元から7社が参加し、個性的な商品や技術を紹介しました。日本を代表するギターメーカー、ESPでは、オーダーメイドによって作られる様々なエレキギターが紹介されました。また、アコースティック・ギター、エレクトリックアコースティックギターの製造メーカー、タカミネによる最新モデルも紹介されました。今年のNAMMショーは4日間の開催で、昨年を上回る11万5千人が来場しました。