2025年11月23日 放送
LTSC メンタルヘルス カンファレンス
11月1日、リトル東京で、メンタルヘルスに関するカンファレンスが開かれました。
「潮の満ち引き」を意味する “エブ・アンド・フロー(Ebb and Flow)” と題されたこのカンファレンスは、リトル東京サービスセンターが主催し、今年で三回目を迎えました。 イベントは、アジア系アメリカ人コミュニティ、特に日系を中心にメンタルヘルスへの理解を深めることを目的としています。
初めに、パシフィック・パリセーズとイートンの山火事の被災者によるパネルディスカッションがテラサキ武道館で行われました。 パネラーたちは被災によるトラウマや、癒しの過程など、自らの体験を語りました。
パネラーの一人、アーティストの横山未来さんはイートンで被害に遭い、自宅やこれまでの作品をすべて失いました。
その後、リトル東京の数ヶ所に用意された会場で、セラピー、介護、依存症などのテーマに分かれたセミナーが英語や日本語で開かれました。
その中の一つでは、「日本人ホームレスへの理解と支援」がテーマとなりました。
80年代、90年代にアメリカに渡り、不法滞在で暮らしていたものの年をとり働けなくなったシニア。
薬物依存やメンタルの問題を抱えた若者。
離婚やドメスティックバイオレンスで家をなくした女性など、様々な事情でホームレスになった日本国籍を持つ日本人がコミュニティには多くいるといわれます。
リトル東京サービスセンターでは、困難な状況を日本語で相談できる多くのスタッフやプログラムが用意されています。
詳しくはウェブサイト LTSC.org でご確認ください。
OCJAA 敬老感謝の集い
10月26日土曜日、オレンジ郡日系協会 OCJAA主催による「敬老感謝の集い」が、ファウンテンバレーで開かれました。
これは地域社会を築き、その発展に尽力した高齢者に感謝するためOCJAAが開催しているイベントで、今回で39回目になります。
式典ではまずOCJAAの岡添恭幸会長。
続いて日系コミュニティの代表者らが登壇。
それぞれ、参加した高齢者にお祝いの言葉とコミュニティへの貢献に対して感謝を述べるとともに、これからの健康と長寿を祈りました。
そして、今年80歳を迎える15名に、その功績と長寿を讃えて表彰状が渡されました。
また、日本文化を継承する若者に対して与えられる練尾日本文化奨学金の受賞者も発表されました。
会場にはお茶の体験コーナーが設けられたり、ステージでは子どもたちが自分たちで書いたお年寄りへのメッセージを読み上げたりするなど、さまざまなエンターテインメントが用意されました。
およそ240名の参加者はお弁当を食べながら和やかなひと時を過ごしました。
OCJAAはオレンジカウンティに住む80歳以上の日系人およそ100名に毎月無料のお弁当を配るなど、高齢者の孤立を防ぎ、安心して暮らせる環境づくりを目指す「シニア 幸せプロジェクト」に取り組んでいます。
今回のイベントもその活動の一環です。
「富士館」記念プレート設置
1925年にリトル東京でオープンした映画館、「富士館」の跡地に記念プレートが設置され、その除幕式が10月30日に行われました。
これは「富士館」のオープン100周年を記念したもので、リトル東京歴史協会がロサンゼルス市に働きかけ、実現したものです。
「富士館」は1926年にロサンゼルスで初めて日本のサイレント映画が上映されたと劇場とされ、以来、多くの日本映画が弁士の語りとともに上映されました。
富士館は1942年に閉館しました。
式典ではロサンゼルス市、在ロサンゼルス日本国総領事館、リトル東京ビジネス アソシエーションの代表者らが挨拶。
リトル東京の歴史や文化を次の世代に伝える重要性について語りました。
式典の後、リトル東京で役者としての活動を初め、1920年代にハリウッドで主演スターとして活躍した、早川雪洲、そして日系コミュニティとハリウッドの関わりについて、カリフォルニア州立大学サンディエゴ校の宮尾大輔教授が講演を行いました。