2024年12月8日 放送

日本木造建築の匠

日本の大工さんに伝わる技術を紹介する展示会が、ハリウッドのジャパンハウスで開催されています。

これは、日本の伝統的な木造建築の技術を現代でも引き継ぐ、大工職人の技と心を紹介しようというものです。

展示は、「自然との調和」「大工道具」「堂宮大工」「木組」「数寄屋大工」の5つのセクションで構成されています。
木造建築や木工芸の具体的な技術と共に、それを支える道具や精神性を見ることができます。

見所としては、奈良県の薬師寺にある国宝「東院堂(とういんどう)」の寄棟屋根(よせむねやね)」の模型。
そして、千利休によって設計された茶室「蓑庵(さあん)」の原寸大模型が用意されています。

他にも70点以上の木組や大工道具が展示されています。

「Master of Carpentry : Melding Forest, Skill and Spirit (マスター オブ カーペントリー、メルディング フォレスト、スキル、アンド スピリット)」展は、ハリウッドのジャパンハウス ギャラリーで1月22日まで開催しています。
入場は無料。
詳しい内容はジャパンハウスのウェブサイトでご確認ください。

スシ&サケ フェスティバル2024

11月3日日曜日、リトル東京で「スシ・アンド・サケ フェスティバル」が開催されました。

これは日本食や日本酒の普及のため、JRA米国日系レストラン協会が主催しているもので、今年で23回目。
日本の11月1日が「寿司の日」であることから毎年この時期に開催されています。

食べ放題・飲み放題ということもあり、1000人分の事前チケットは完売する人気ぶり。
今年もイベント開始前から日本食ファンたちが長蛇の列を作りました。

まずは代表者一同で、鏡開き。
続いて、重さ360パウンドの巨大マグロの解体ショーがステージで行われました。

参加者の一番の目当てはやはりお寿司。
有名レストランのシェフたちが握るお寿司を楽しみました。

会場で用意された食べ物は、JRA加盟の諸団体、企業の協力によるもの。
お寿司の他にもフードコーナーでは、様々な日本食に加え菓子パン、ビール、ソフトドリンクが。
屋外では、ラーメン、たこやき、焼き鳥などが提供されました。

アルコールコーナーでは、純米、吟醸、大吟醸、焼酎など各酒造メーカーによる、数多くの銘柄が紹介され、参加者はその味を堪能しました。

JRAは日本食業界の技術・衛生面の向上や、法律・ビジネス面でのサポート。
そして日本食のアメリカでの普及を目的に1999年に設立された非営利団体です。

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