2020年4月12日 放送
リトル東京助け合い運動
新型コロナウィルスの影響を受けるリトル東京では、地元団体による助け合い運動が行われています。
リトル東京は飲食店を中心にスモールビジネスが集中するエリアですが 、現在、多くのビジネスが休業しており、人通りもほとんどない状態です。
これに対し、地元の非営利団体であるリトル東京協議会とリトル東京サービスセンターが地域支援活動を行っています。
個人や組織からの寄付を募り、そのお金でリトル東京の飲食店から食料を購入することで、少しでも地域に利益を還元しようとしています。
休業が相次ぐ中で、レストランの従業員など、多くの接客サービス業関係者が仕事を失っています。
これらの人々を支援するために、リトル東京協議会では購入した食事を無料で配布しています。
A) このサービスは、毎週土曜日の午後5時から7時まで、または、用意した食事がなくなるまで行われています。
B) このサービスは、毎週水曜日と土曜日の午後5時から7時まで、または、用意した食事がなくなるまで行われています。
一方、現在感染のリスクを避けるため、特にシニアは自宅待機が奨励されています。
こうした人たちのために、リトル東京サービスセンターでは食事の配達サービスを行っています。
対象は、リトル東京タワー、都ガーデンなどソーシャルワーカーが在駐するアパートに暮らす、65歳以上のシニアです。
こちらも、食事はプロジェクトに賛同するリトル東京のレストランにオーダーしています。
この日は、スエヒロ ・カフェでおよそ80食のカレーが用意されました。
作業するのは、知り合いやソーシャルメディアなどを通じて各地から集まったボランティアスタッフです。
レストランで準備を整えた後、ボランティアたちは手分けして、リトル東京タワー内の希望者一人ひとりに食事を配達して回りました。
配達は夕食のみで、費用の一部は高齢者向けの福祉サービスを提供する非営利団体、KEIROにより賄われています。