2020年9月14日 放送
南加日商オフィス縮小
新型コロナウィルス問題による社会活動の制限は、日系諸団体にも大きな影響を与えています。
リトル東京の日米文化会館内にある、南加日系商工会議所はこの9月、オフィススペースを縮小することになりました。
南加日系商工会議所は、日系社会のビジネスの促進を目的とした非営利団体で、現在140の個人や企業の会員を擁しています。
また、新年恒例の「お正月・イン・リトル東京」を主催するなど、日系文化の継承、日米親善活動にも力を入れています。
今回のオフィス縮小の具体的な理由は、8月に行われる予定だったチャリティゴルフトーナメントの延期や、会員のおよそ3割を失うなど、コロナの影響で収入が大幅に減ったことがあげられます。
南加日商は、日系社会では戦前から続く最も古い団体です。設立当時は日常生活の問題や人種問題の改善をはかり、戦後は、日米親善や若い世代の育成にも力を入れるようになりました。
しかし、今年は予定していた創立115周年イベントも延期せざるおえなくなりました。
団体は当面、政府からの助成金や会員からの寄付金などをもとに活動を続けいくということです。