2019年3月24日 放送

東日本大震災追悼 2019

3月10日日曜日、ダウンタウンロサンゼルスのLAPD本部で、東日本大震災の追悼式典が行われました。

この集会はLove to Nipponにより主催され、今年で8回目。およそ330名が集まり、犠牲者を悼みました。

Love to Nippon はロサンゼルス在住の鵜浦 (うのうら)まさこさんが震災復興支援と、防災への意識向上を目的に始めたプロジェクトです。
うのうらさんは、2011年、岩手県滞在中津波に遭遇し、九死に一生を得ました。

式典はロサンゼルス仏教連合会とリトル東京日系宗教連盟によりとりおこなわれ、仏教、ユダヤ教、キリスト教の代表者らがそれぞれ追悼の言葉を述べました。

今年は「ロサンゼルスにおける自然災害に備えよう」をテーマとして、ロサンゼルス郡消防局が災害対策についてスピーチしました。

また、岩手県大船渡市(おおふなとし)で救助活動を行った消防局隊員に対し、大船渡市長からの感謝状と、来年夏の訪問を歓迎する招待状が手渡されました。

そして、日本語学園協同システムの子どもたちが復興支援ソング「花は咲く」などを歌い、参加者達が焼香をしました。

また、同じ日の夜、日本での地震発生時刻に合わせた、 追悼キャンドルの祈りもサンタモニカビーチで行われました。

ハート型に飾られたキャンドルのまわりで、集まったおよそ25名が輪を作り、祈りを捧げました。

鵜浦まさこさんは今年9月、アメリカ人による視察団を結成し、福島県の被災地を訪問する予定です。

オレンジ郡日系協会新役員就任式

2月24日日曜日、アナハイムでオレンジ郡日系協会による2019年度の新役員就任式と功労者表彰式が行われました。

オレンジ郡日系協会は1986年に設立された非営利団体で現在の会員はおよそ350名。
オレンジ・カウンティを中心に文化、教育、福祉サービスを提供しています。

まずは、鏡開きと乾杯。

そして今年度の役員が紹介され、就任宣誓を行いました。

今年で就任7年目となった藤田きみこ会長は「皆さんのおかげで様々なアクティビティを催したり、会員を増やせたことがうれしい。」と話しました。

続いて、日系諸団体の代表者がそれぞれ挨拶。
続いて今年の団体、個人の功労者が発表されました。

まず、長年の日系コミュニティーへの貢献に対しマフレ保険会社に感謝状が贈られました。

功労賞は3名に。
OCJAAの役員で、キリスト教牧師の松下ひろしさん。
同じくOCJAAの役員で、日系の各団体で活動するリチャード・渡辺さん。
そして古都レストランのオーナーシェフ、松木やすおさんに、それぞれ記念の盾が手渡されました。
会には173名が出席し、若柳(わかやぎ)流の若柳ひさめさんによる日本舞踊。
池坊(いけのぼう)による生け花の展示。
さらにラッフルやオークションも行われるなどして華やかに新年を祝いました。

JBA 創立58周年記念レセプション

2月27日水曜日、ハリウッドのジャパン・ハウスでJBA、南カリフォルニア日系企業協会の創立58周年記念レセプションが開かれました。
JBAは1960年に設立された非営利団体で、南カリフォルニアで事業を展開する日系企業で構成されています。
現在の会員数はおよそ500社で、ビジネス環境の改善や地域社会への貢献などに取り組んでいます。

レセプションには、会員の他に地元コミュニティーや政府機関の代表者ら125人が参加。

式典で挨拶に立った大川さとしJBA会長は、地域社会の長年にわたる日系企業へのサポートに感謝の言葉を述べました。

続いて政府関係者や地元各地の商工会議所の代表らが祝辞を述べ、南カリフォルニアの外資系企業の中でも、その数や雇用者数が一番である日系企業の地元経済への貢献と、その努力を讃えました。

レセプションではジャパンハウス内にあるレストラン「INN ANN (隠庵)」の日本食が提供され、参加者は食事を楽しみながら親睦をはかりました。

北米百働会 新春親睦会

3月10日日曜日、モンテベロ市のクワイエットキャノンで北米百働会(ほくべいひゃくどうかい)の新春親睦会が行われました。
百働会は「100歳まで健康に働く」をモットーに1956年、元広島大学学長で文部大臣の森戸(もりと)たつおさんにより日本で発足された親睦団体です。
北米では、1958年に森戸さんがロサンゼルスを訪問した際に会が発足され、今年で60周年を迎えました。
北米百働会の会員のほとんどは70歳以上で、それぞれが地域社会の発展や日米交流のために活動する日系諸団体の要職についており、日本政府による叙勲受賞者も多く所属しています。

マック宮崎さんの司会のもと、まずは世木錦光(せき・きんこう)さんが祝吟(しゅくぎん)を謡いました。
次に柴田のりこさんによる、会の庶務報告、芥川よしのりさんによる、会計報告の後、新役員が発表されました。
今年で8年目の就任となった会長のタック西さんは「いつまでも若々しく生きようとすることが大事です」と話しました。

そして、日系諸団体の代表者が、それぞれお祝いの挨拶をしました。

式典の最後は、川口よしのりさんが乾杯の音頭をつとめ、会に出席したおよそ80名は、互いに生涯現役で、社会貢献を続けることを誓い合いました。

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