2018年10月28日 放送

Sushi & Sake Festival

11月4日日曜日、リトル東京で寿司を中心とした日本食各種と酒類が、食べ放題、飲み放題のイベント「食の祭典」が行われました。
これはJRAこと全米日系レストラン協会が主催するもので、今年で19回目となります。
オープニングセレモニーではまずロサンゼルスを訪れていた大菅岳史(おおすがたけし)外務報道官があいさつに立ち、会場を埋めた日本食ファンに来場の感謝の言葉を述べた後、関係者一同で鏡割りを行いました。
会場には様々な日本食が用意されていますが、一番人気はやはり寿司。
ずらりと並んだ人気レストランの寿司職人が次々と寿司を握っていきます。
他にも、うどん。そば。おでん。しゃぶしゃぶ。たこ焼き。
スイーツなど、多様化した日本食を表す品揃えとなりました。
方、食事ととも、日本の食文化で欠かせないのがお酒。
酒コーナーには人気銘柄に加え、スパークリング酒、フレーバー入りなど、こちらも様々なタイプの日本酒が用意され、会場中央に設置された酒のつまみとともに、参加者は飲み比べを楽しみました。
さらにアトラクションとしてステージでは巨大マグロの解体ショーが行われました。
手際よくマグロをさばく職人たちの手際に観客たちは釘付け。
もちろん切り分けられたマグロはその場でさくどりされ、握り寿司として提供されました。
JRAは1999年、日本食を扱う上での技術や衛生管理の向上などを目指し発足したもので、レストラン関係者や食品メーカーらの会員で構成されています。
当時は生ものを多く扱う日本食に対し、衛生面などでの誤解が一般のみならず専門家の間にもあり、この「食の祭典」も日本食、そして日本文化の魅力を広く一般にも届けようとJRA設立と共に開催されてきました。
今年の「食の祭典」は13のフードブースと、ビールと酒を取り扱う18社が出店し、およそ1000人が来場しました。

American Film Market

10月31日から11月7日までの8日間、サンタモニカで全米最大級の映画見本市、AFMことアメリカンフィルムマーケットが開かれました。
期間中世界およそ80カ国から7000人以上の業界関係者が訪れ、映画の買い付けや映画製作への出資などの取引が行われました。
日本貿易振興機構、JETROは今年もジャパンブースを設置。
映画会社10社の作品売り込みのサポートを行いました。
こちらの映画会社がプロモーションとして送り込んだのは、忍者。
女忍者を主役としたテレビ番組の出演者たちが、自ら作品のセールスを行いました。
JETROロサンゼルス事務所のカナザシ次長は、日本企業の海外進出支援という観点に加え、映画やテレビなどのコンテンツは、色々な場面が世界の人の目に触れることにより日本のイメージを形成する重要な手段となっている事から、サポートは欠かせないと語ります。
こちらは今回初参加となる東京フィルムコミッション。
また、エンターテインメントコンテンツを切り口とした日本文化の発信ということから、ジャパンブースでは日本酒や焼酎の試飲会も開催さ
れました。
これは食文化を紹介しながらブースへの集客を促し、商談のきっかけを作るという効果をあげていました。

Sou Fujimoto Exhibition

ハリウッドにある JAPAN HOUSE Los Angeles で建築家、藤本壮介(ふじもとそうすけ)さんの作品を紹介する展覧会が開催中です。
海外で活躍する日本人建築家は多くいますが、藤本さんはその代表格の一人。
人とその周りの空間や都市とのつながりを意識した建築デザインに特徴があります。
これは藤本さんのプロジェクトの一つで、現在フランスで建設中の複合施設。
バルコニーを多用して、住む人が自分たちを取り囲む街や自然と融合し、コミュニケーションができことを目指したデザインとなっています。
「未来の未来」と題された今回の展覧会は、100 以上の模型が展示され、藤本さんの建築に対する考え方や制作のプロセスを紹介するものです。
藤本さんは建築物を「未来の種」だと言います。
「未来の未来」というタイトルも、展示されている未来の建築物を見ることにより、さらなる未来を想像してもらいたいという思いからつけられました。
「ソウ・フジモト:フューチャーズ オブ ザ フューチャー」展は入場無料。
開館時間などの詳細はジャパンハウス ロサンゼルスのウェブサイトでご確認ください。

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