2017年11月12日 放送

日韓ファミリーイベント

10月29日日曜日、トーランスで、日韓ファミリーイベントが開催されました。このイベントは、FSルーサランコミュニティによって主催され、日系と韓国系からなる家族をサポートする目的で開かれました。イベントではまずアル・ムラツチ カリフォルニア州下院議員が基調演説を行いました。続いて日韓両国の総領事館を代表し、菊間しげる領事、オ・スンガル領事が出席し、祝辞を述べました。このイベントは、ルーサランコミュニティのキム・ホンソン牧師によって企画されたものです。キム牧師は、日本と韓国で育った経験から、両コミュニティの友好関係のために活動しています。キム牧師は、両国の文化の影響を受けて育つ子供にとって、どのようなサポートが必要なのか参加者が一緒に考えることで、日韓コミュニティの絆を深められればと、このイベントを企画しました。イベントには、精神療法士 キャロル・シムさんが招かれ、参加者に対し、子供たちの健全なアイデンティティ形成に必要なことや、多言語教育のやり方などについての講演を行いました。

日系パイオニアセンター オープンハウス

10月30日月曜日、リトル東京の日米文化会館で日系パイオニアセンターがオープンハウスを行いました。日系パイオニアセンターは、1969年に設立された非営利団体で、主に日本語を話すシニアを対象に文化教育プログラムや社会福祉サービスを提供しています。このオープンハウスでは、6月からの改修を終え、新しくなった多目的ルームを公開し、また、ここで行われる様々なアクティビティクラスも紹介されました。アクティビティクラスは、俳句や短歌、川柳、生け花、刺し子、民謡などの日本文化を扱うクラスのほか、写真教室や市民権セミナーなど、22クラスがあります。年会費は30ドルで、さらに会員は施設のスペースを低料金で借りることもできます。日系パイオニアセンターはスタッフ全員がボランティアによる運営で、活動費はすべて寄付でまかなわれています。コミュニティの高齢化にともない、今後はスタッフを増やし、年金や健康保険などの福祉サービスも充実させていきたいとのことです。

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