2017年8月27日 放送
第77回二世ウィーク コロネーション
ロサンゼルス日系社会最大のお祭り、第77回二世ウィークが先週クライマックスを迎え、ロサンゼルス七夕まつりをはじめ、リトル東京を中心に様々なイベントが行われました。今年の二世ウィーククイーン決める コロネーションは19日土曜日、リトル東京のアラタニ劇場で行われました。これは1935年から二世ウィークの開催に合わせて行われている伝統行事で、その年の日系コミュニティを代表するクイーンが選ばれます。候補者は、ロサンゼルスエリアの日系諸団体から推薦をうけた25歳以下の女性で、今年は7名が出場しました。会場は家族、友人らが応援に駆けつけ、ほぼ満席。候補者たちは3ヶ月間にわたり一緒に練習を続けてきた、踊りやスピーチ日本文化にのっとった作法などを披露しました。候補者は、立ち振る舞いや受け答え、個性などをコミュニティの代表者により審査されます。それぞれの魅力を出し切った後は、審査発表が行われ、栄えある、第77代、二世ウィーク.クイーンにはジョーディンさんが選ばれました。そしてジョーディンさんへ、昨年のクイーンから、ガウンとティアラが手渡されました。このほか、ファースト・プリンセスに、クリスティ・ヨネダさん。ミス・トモダチはケリー・セラさんが選ばれました。クイーンとコート達は来年の二世ウィークまでの間、さまざまなイベント参加や姉妹都市 名古屋訪問などで、日系社会の親善大使としての役を担います。
第77回二世ウィーク グランドパレード
翌日20日日曜日はメイン・イベントのグランドパレードが開催されました。今年のテーマは「オハナ」。これはハワイ語で「家族」を意味し、パレードの観客とコミュニティがひとつになることを目指して行われました。パレードではまず、第二次大戦や、朝鮮、ベトナム戦争で活躍した日系退役軍人が先頭に立ち、人々の声援に応えました。パレードマーシャルは、コーリー・ナカタニさん。コーリーさんは、コビナ出身の日系3世で、ケンタッキー・ダービーなどで活躍するアメリカのトップジョッキーです。グランドマーシャルはローズ・マツイ・オチさんが務めました。ローズさんはロサンゼルス出身の日系2世で、子供の頃は家族と共に強制収容所で過ごし、戦後は弁護士、人権活動家として活躍しました。続いて、日系企業、文化団体などおよそ140のグループが続きました。パレードは佳境をむかえ、お神輿、ねぶた祭りなど、活気あふれるパフォーマンスが続きます。そして最後は、前日に選ばれた今年のクイーンとコート達が、通りの人々に笑顔を振りまき、華やかにパレードをしめくくりました。