2017年3月26日 放送
Love to Nippon
3月5日日曜日、ダウンタウンのロサンゼルス市警本部で東日本大震災の追悼集会、Love to Nipponが開催されました。Love to NipponはLA在住の鵜浦まさこさんの被災経験をもとにたちあげられた震災復興支援プロジェクトで、毎年3月に追悼集会をおこなっています。会場には、東北被災地の各県人会をはじめ、日米の協力団体がそれぞれブースを設け、PRをおこなったほか、太鼓や武道のパフォーマンスを披露しました。6回目となった今年は、昨年4月の熊本地震による犠牲者の追悼法要も兼ね、ロサンゼルス仏教連合会のお経のもと、参加者一同で、祈りをささげました。ロサンゼルス郡消防局のアンダーソン・マッケイ消防司令長は「震災の教訓を生かし、我々は今後、南カリフォルニアで起きる可能性のある大地震への備えを充分にするべき」と述べました。最後に、南加日系合唱連盟のメンバーが、復興支援ソングなど2曲を歌い、式典は終了しました。この追悼集会は2021年まで、毎年続けるということです。
日系弁護士協会41周年ガラ・ディナー
3月3日金曜日、ダウンタウンロサンゼルスで日系弁護士協会41周年ガラ・ディナーが開かれました。日系弁護士協会は1976年に創立された、アメリカおよび日本の弁護士達によるグループで、年間を通じ、様々なコミュニティサービスと、法的課題の議論や解決を図っています。ディナーには協会のメンバーや、関係者らおよそ550名が出席し、今年度新役員の就任宣誓が行われたほか、功労者表彰では、北米トヨタと、元プロフットボール選手のスコット・フジタさんが表彰をうけました。北米トヨタは本社のあるトーランスを中心に、様々なコミュニティへの貢献を果たしました。スコット・フジタさんはスーパーボウルで優勝した元NFLプレーヤーで、アリゾナの強制収容所で生まれた日系人の父親と、兵士として戦った祖父に育てられました。このほか、アメリカ自由人権協会の代表、スーザン・ヘルマンさんはキーノート・スピーチで現在も続く、人種問題について述べ、マーク・フルヤ会長は、日系人強制収容の歴史についてふれ「我々のような団体が他の団体と共に、一致団結していくことが必要不可欠です」と述べました。