2018年1月14日 放送

事始め

新年恒例の「事始め」が1月7日日曜日、リトル東京のアラタニ劇場で行われました。毎年、日米文化会館が新年を祝って行うこのイベントは、今年で35年目を迎えました。今年のテーマは「初空」で、LAを拠点に活動するアーティストや芸能文化団体によるそれぞれのパフォーマンスが披露されました。演目は、まじきな本流による琉球舞踊。川本 旭鶴さんによる琵琶演奏。そして、ロサンゼルス仏教連合会による法要。最後に行われたロサンゼルス弓道会による清めの儀式では、この舞台の芸術監督をつとめる、小坂ひろかずさんにより「初矢」が放たれました。矢は見事的中。華やかにフィナーレを飾りました。また、日米文化会館1階のドイザキギャラリーでは、こちらも恒例となった「色紙展」がオープンしました。一般参加者や著名人が、新年へ向けた思いを自由に描く色紙展は今年で20周年。それを記念し、第一回目からの作品およそ1000点が展示されています。この色紙展は入場無料。来月2月4日まで行われています。

平成29年度秋の叙勲伝達式

平成29年度秋の叙勲で旭日双光章を授章したキティ・サンキさんへの叙勲伝達式が昨年11月29日総領事公邸で行われました。毎年、日本政府は春と秋に国や社会に対する個人の功績に対して勲章を授与しています。キティ・サンキさんは、東京生まれの日系3世。ロサンゼルス統一学区で教員を務めるかたわら、日系人の地位向上と日米友好のため積極的に活動してきました。JACLロサンゼルス支部の会長として、戦後の日系アメリカ人の人権活動に貢献。2016年には、南加日系商工会議所 初の女性会頭に就任したほか、主要な日系婦人団体などでも指導的な役割を果たしてきました。式典には、キティさんの家族友人ら50名が出席し、キティさんは「自分の祖父や両親の世代から受け継いだ貴重な伝統をもとに、日本人、日系アメリカ人の橋渡しになれた事に感謝しています。」とはなしました。今回の叙勲では、在ロサンゼルス日本国総領事館管轄区から、サンキさんの他、姉妹都市活動に尽力したテルマ・プレスさんも授章しました。

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