日系史ドキュメンタリー映画3部作

Yakult U.S.A. Presents
ダニエル・K・イノウエ上院議員生誕100周年記念

日系史ドキュメンタリー映画3部作
全米無料配信

202497()2024929日(日)

故ダニエル・K・イノウエ上院議員生誕100周年を記念し、第二次世界大戦中の日系アメリカ人の歴史を描いたドキュメンタリー映画3部作、「Toyo’s Camera Japanese American History during WWI I-」「442 – Live with Honor Die of Dignity – MIS – Human Secret Weapon –」を故イノウエ上院議員の誕生日にあたる97日から929日まで全米で無料配信します。

3部作は全て すずきじゅんいち監督によるもので、それぞれ日系人強制収容所、日系人部隊、米陸軍秘密情報部語学兵に焦点を当て、戦時下の日系アメリカ人を立体的に描いています。故ダニエル・K・イノウエ氏は日系人初の米国連邦議会議員でハワイ生まれの日系二世。戦時中は第442連隊戦闘団に配属されました。3部作全てに出演しており、貴重な経験談と深い洞察を残しています。

Toyo’s Camera -Japanese American History during WWII-

(邦題:東洋宮武が覗いた時代)

2008年制作 

監督 すずきじゅんいち

太平洋戦争が勃発。日系アメリカ人は全てを失い、強制収容所へと送られた。その中に写真家として活躍していた宮武東洋がいた。彼は禁じられたレンズを密かにマンザナー収容所に持ちこみ、手製のカメラを作ってその実態を撮影する。東洋の写真は何を物語るのか 彼が残した作品を通じ、収容所の生活、日系アメリカ人の歴史を描く。

442 -Live with Honor, Die with Dignity-

(邦題:442日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍)

2010年制作 

監督 すずきじゅんいち

第二次大戦時に日系人で編成された部隊、アメリカ陸軍442連隊。家族を収容所に囚われながらもアメリカのために戦い、多くの死傷者を出しながらフランスをはじめとするナチスドイツ占領下のヨーロッパ諸国の町を次々に開放。史上最強の陸軍といわれ、現在もなおヒーローとして語り継がれている。しかしその影には、日系アメリカ人としての葛藤、そして戦後も続く戦争の傷跡が隠されていた

MIS -Human Secret Weapon-

(邦題:二つの祖国で 日系陸軍情報部)

2012年制作 

監督 すずきじゅんいち

日系二世で構成された米国の秘密諜報機関:MIS(ミリタリーインテリジェンスサービス) – アメリカ陸軍情報部。ヨーロッパで戦った442連隊と違い、彼らは情報部員として太平洋戦争に送り込まれ、日本軍と直接向かいあった。長く国家の最高機密として極秘にされてきたMISの実態、そして父母の国と戦う運命を受け入れた日系二世の誇りと悲しみを描く。

ダニエル・K・イノウエ氏略歴

ダニエル・ケン・イノウエ氏は、192497日ハワイ州ホノルルで生まれ。第二次世界大戦中、日系アメリカ人で構成された第442連隊戦闘団に所属し、イタリアでの戦闘で右腕を失う。イノウエ氏は戦闘中の功績により、名誉勲章、殊勲十字章、ブロンズスター、パープルハート勲章を受章。戦後は政界に進出し日系人初の米国連邦議会議員となる。戦時補償法の制定などに尽力する傍ら、1970年代には、上院のウォーターゲート委員会のメンバーとして、また1987年には上院のイラン・コントラ委員会の委員長として全国的に名声を得る。上院民主党の重鎮議員として50年近くにわたって上院に在任。2013年、死後に大統領自由勲章を授与され、名誉勲章と自由勲章の両方を受けた初めて、そして唯一の上院議員となる。