第1話

夫を事故で亡くし、「息子のために」生きてきた待山みなと(永作博美)は、社会人となり家を出る息子・渚(中沢元紀)を見送る。子育てを終え50歳で自分の時間と向き合うが、一人になった途端、大きな喪失感に襲われる。

「母親」ではなく自分としての生き方に迷っていたみなとは、友人・磯田泉美(有働由美子)から、3ヵ月で鮨職人になれるという鮨アカデミーの入学案内を渡され、勢いで入学を決める。

入学の日、そこに待ち受けていたのは、鋭い眼光で生徒を圧倒する堅物な講師・大江戸海弥(松山ケンイチ)だった。大江戸は初日から「挨拶ができない者は出発点にも立てない」と厳しい洗礼を生徒たちに浴びせる。

クラスメイトには、趣味で通う紳士(佐野史郎)や転職を目指す大手コンサル出身者(ファーストサマーウイカ)、寡黙な青年(山時聡真)など世代も境遇もバラバラな個性派が揃う。みなとは彼らとの意識や熱意の差に戸惑い、「第二の人生」の歩み方に悩み、次第に疲れて落ち込んでいく

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