2017年12月3日 放送
着物クラス
11月19日日曜日、グレンデール市のブランドパーク内、松聲庵で着物クラスが行われました。このイベントは、グレンデール市とFriends of Shoseianによって主催され、毎月一度、様々な文化クラスが、この茶室で開かれています。今回は、着物文化の普及のために活動するボランティアグループ、なでしこ会が参加しました。このクラスでは、様々な着物の種類の中で、成人式での男女の着物に焦点を当て、元ミス花笠2名をモデルに、着付けのデモンストレーションを行いました。また、参加者は実際に着付けを体験したりして、日本の着物文化に触れました。この「しょうせいあん」は、1974年にグレンデール市と東大阪市との友好を記念してつくられました。しかし、近年は、茶室の老朽化がすすんでいることから、地元のボランティアグループ Friends of Shoseianが改修工事のための支援をよびかけています。この日は20名が参加し、日本文化を楽しみながらファンドレイジングに協力しました。
LAねぶた 前編
LAねぶた囃子保存会が制作した2台目のねぶた「きんとき」が、今年のハリウッドクリスマスパレードに参加しました。毎年、夏の二世ウィークや冬のハリウッドクリスマスパレードを盛り上げる「ねぶた」。このねぶたは、本場青森のねぶた師、竹浪ひろおさんら6名の制作者とLAねぶた囃子保存会のメンバーにより、今年10月に3週間をかけて制作されました。これは日本の昔話で「金太郎」として知られる武士「坂田公時」をモデルとし、その勇姿と出世魚である鯉に、ねぶたのさらなる発展への願いが込められました。LAねぶた囃子保存会は、2007年に「武田信玄」ねぶたが作られたあとに結成されたグループです。ねぶたの伝統をアメリカに伝えたいと願うメンバー達の思いが、本場青森の人々の心を動かし、交流の輪が広がっています。11月25日、リトル東京の南加青森県人会館で、ハリウッドクリスマスパレードヘ向けた出陣式が行われ、日本の各地からかけつけた応援団とともに、気持ちをひとつにしました。翌朝、「きんとき」を積んだトラックは、ハリウッドクリスマスパレードへむけて出発しました。 ーーー 12月24日の後編へ続く