2018年5月27日 放送

セミナー「日系ビジネスと社会貢献」

4月30日月曜日、トーランス市のトヨタミーティングホールで、「日系ビジネスと社会貢献」と題したセミナーが開催されました。
これは、社会福祉やコミュニティ開発を行う非営利団体、リトル東京サービスセンターが主催したものです。
スピーカーとして、マイクロソフトジャパンの平野拓也(ひらのたくや)社長が日本から招かれ、NHK ロサンゼルス支局長(NHK Los Angeles Bureau Chief)の飯田(いいだ)かおりさんと対談しました。
平野さんは、社会貢献に積極的な企業として知られるマイクロソフト社が考える、企業と社会とのつながりについて、自身のキャリアや経験を交えながら話しました。
またセミナー第二部のパネルディスカッションでは、戦後に渡米した「新一世 (Shin-Issei)」と呼ばれる世代で、ロサンゼルスを拠点に活動するビジネスパーソンら3名も参加し、自身の考える社会貢献のあり方を語りました。
セミナーには、LA各地からコミュニティメンバーや、ビジネスマンらおよそ250名が参加しました。

子供の日 フィエスタ・マツリ(Fiesta Matsuri)

5月6日日曜日リトル東京で、子供の日 フィエスタ・マツリ(Fiesta Matsuri)が開催されました。
このお祭りは日米文化会館が毎年子供の日を祝い、行っています。
会場には、各文化団体による、ワークショップやキッズゲームなどのブースが出され、こどもから大人までが一緒に楽しみました。
七夕まつりのブースでは、飾り制作が行われ、子どもたちが丁寧に作り方を教わりました。
七夕まつりは、宮城県仙台発祥のお祭りです。
ロサンゼルスでは2009年から毎年二世ウィークにあわせて開催され、個人、企業、団体による大小様々な飾りが、来場者の目を楽しませています。
10周年となる今年のテーマは「こころを一つに」。東日本大震災の年には人々の関心を多く集めたものの、最近では新しい参加者が減りつつあるとのことです。
七夕飾りの作り方が学べるワークショップは毎週土曜日リトル東京の交番で8月4日まで開かれています。
どなたでも参加できます。

映画「ダウンレンジ(Downrange)」のプレミア公開

4月24日火曜日、ビバリーヒルズの映画館で映画「ダウンレンジ(Downrange)」のプレミア公開が行われました。
「ダウンレンジ」は北村龍平監督による作品で、昨年のトロント映画祭でのワールドプレミアを皮切りに各国の映画祭で上映されてきました。
北村監督は、2001年の映画「ヴァーサス(VERSUS)」で国際的な評価を得、その後「ゴジラ・ファイナルウォーズ」「ルパン三世」などいくつもの大作を手がけています。
現在はロサンゼルスを拠点にしながら、日本とハリウッドで映画制作を続けています。
ハリウッドでの作品としては3本目となる「ダウンレンジ」は、車が壊れ、人里離れた場所で立ち往生した若者たちが、何者かに狙撃されるという、北村監督の持ち味が活かされた、サスペンス・ホラー映画です。
上映後はスタッフ、キャストらを交えたQ&Aが行われ、北村監督が映画制作にまつわる様々なエピソードを語りました。
「ダウンレンジ」はホラー映画専門のストリーミングサービス「シャダー(Shudder)」で配信中です。

1型糖尿病の治療を支援するためのガラディナー

5月12日土曜日、ビバリーヒルズで1型(いちがた)糖尿病の治療を支援するためのガラディナーが開かれました。
このイベントを主催するJDRF(ジェイ・ディー・アール・エフ)は1型糖尿病患者のサポートと治療法研究を行う機関で、このディナーで得られた資金を、それらの活動にあてています。
生活習慣の影響で発病する2型糖尿病と違い、1型糖尿病は免疫系の異常による病気で、完全な治療法はまだ発見されていません。
JDRFは、毎年その活動に貢献する個人や企業を表彰しており、今年はアンディ・ベールズさんと、アメリカンホンダが選ばれました。
アンディ・ベールズさんは、ロサンゼルスでホームレスの支援活動をする慈善事業家で、自身が1型糖尿病患者であることから長年JDRFをサポートしてきました。
アメリカンホンダは、今年、パサデナで行われたローズ・パレードのフロートに、KTLAのニュースアンカー、フランク・バックレー( Frank Buckley )さんと長男で1型糖尿病患者のベン・バックレー( Ben Buckley )さんを招待し、JDRFの活動をアピールしました。

JFC Sake Expo & Food Show

5月19日土曜日、JFC Sake Expo & Food Showがコスタメサで開催されました。
これは日系食料品の輸入、卸業者、JFCインターナショナルが開催し、北米市場における販路拡大を目的に毎年行っています。
飲食業界関係者を対象にしており、日本酒、食品メーカーなどが多数出展し、それぞれの商品をアピールしました。
日本酒メーカーのブースでは、純米・吟醸・大吟醸、焼酎、梅酒などが紹介され、来場者はそれぞれを飲み比べていました。
解体ショーに使われたマグロは、愛媛県で3年半をかけて育てられた完全養殖マグロです。
日本食メーカーのブースでは餃子やからあげ、そしてポン酢など、居酒屋メニューに関連した食材。
また、アロエ・ヨーグルトを使った焼酎のカクテルなどお酒との相性を考えた、あらゆる食材が紹介されました。
今年は例年を上回る盛況ぶりで、 日本食文化に触れるとともに、お店の新メニュー開発に役立てるなどして、イベントを楽しみました。

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